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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 393

最近の子供は成長が早いっていうけど、パジャマ姿でこんなに大人びて見えるんだから、服を着て化粧でもしたら、女子大生にも見えちゃいそうだよな…

「受験生なんだね、もう受ける高校は決めた?」
 
太股に引っ掛かるパンツをやっとの思いで上げながら、冬美ちゃんに笑い掛ける。

「はい、必死で受験勉強中です」
にこやかにそう話す冬美ちゃん、言葉とは裏腹に自信に満ちていそうだ。

部屋の明かりがつく。
少し暗くてよく見えなかった冬美ちゃんの顔を、改めて見る。
こうして見ると、夏子さんによく似ている。

「お母さんは大好き?」
「はい!」
ああ、ここは理想の母娘だなと安心する。

そうこうしているうちに冬美ちゃんが床に落ちた布団を畳んでくれていた…

いくらパンツを穿いたからといって、これじゃ見えているも同然の僕は、慌てて膝を揃えてソファーに座った…
せっかく畳んでくれた布団を、また広げるのも悪いしね;…

「匠さんって、お母さんの言ってた通りの人でした…」
正面に腰を下ろしながら、冬美ちゃんが微笑む…

「そうかな…こんな恥ずかしいことになってる男だけど…」
「そうじゃなくて、爽やかで、かっこいい素敵な人だなって」
ニコニコしながら言う冬美ちゃん、やっぱり可愛い。

「冬美ちゃんは彼氏とか、好きな男とかいないの?」
「うーん…今はいないですかね〜」

「好きなタイプとかはあるの?…」
中学生と話す機会なんてめったに無いもんね…市場調査、市場調査…;

「私は年上の人がいいです…同学年の男子はまだ子供ですから…」
うん分かるよ…この位の歳の時って、男女の成長の差は激しいもんな…

「それじゃ高校生とかが好きなんだ…」
「いえ、もっと年上がいいです…27、8ぐらいの男の人…」

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