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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 341

「いえ!付き合っている訳では…;」

「やだぁ、そんな即座に否定しなくたっていいじゃない〜」
遥さんが笑いながら怒る…

「あ、会社ですし…こういうことははっきりとさせといた方がいいかと思いまして;…」

「ふふっそうね…OLたちの間って、根も葉も無い噂が飛び交うものだは…」
物思いに耽るように、夏子さんがゆっくりと言う…

「夏子さんもご結婚するまでは相当だったそうですね〜?」
「やだ、遥ちゃん、匠くんの前でそれ言うの?」

夏子さんは結婚されて、順調なようだ。
「そういううわさ話が蔓延するから、社内恋愛は大変なのよね」
「ですねえ」

確か遥さんも、付合っている人がいるって言ってたよね…
この様子から見ると、その男って社内の人なんだろうか?

「それでもやっぱり噂が一番多いのは、白鳥部長ですよね…」
「そうそう…ゆかりと私がビアンの関係にあるなんて、とんでもない噂が流れたこともあるのよ;…」

…そんな噂があるんですか。
ゆかりさんと夏子さんは同期の仲良しだからってちょっと行き過ぎなような気も。
まあ、離婚や諸々のことを考えるとゆかりさんにとってはその噂の方がまだ軽いかもしれないか。

「匠くんも気をつけてね〜、噂ってすぐに広がるからさ〜」

「はあ…でも僕はそんなにモテないから、心配無いと思いますよ…」
ポリッと鼻の頭をかく…

「そんなことも無いんじゃない?…ゆかりが一馬くんと二人で食事したいって言っていたはよ…」
「ゆかりさんがですかぁ?…」

もしかしてそれって、啓くんに関してのことじゃないか?
発表会の時、兄弟みたいに仲良くしていたの、皆に見られていたもんな…

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