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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 323

「それはもう、奥様に助けられたようなものなんです…」
「涼香さんが?…」
「はい…あの時奥様にお会いして無かったら、今頃私…お兄ちゃんと同じような仕事をしていたと思うんです…」

ヘルスかソ―プか…?
萌ちゃんぐらい可愛かったら、AVにも出演させられていたかもしれないよな…

「有り金が尽きて、街をフラフラしてるところを、たまたま通りがかった奥様に声をかけられたのが、今こうしていられるきっかけでした」
「そうだったのか」
大変だったんだな、萌ちゃん。

「お屋敷のドクターさんに『栄養失調です』って言われたときはどうしようかと思いましたが。今じゃお屋敷のご飯が美味しすぎて、太っちゃいましたよ」
えへへと頭を掻く萌ちゃん。

萌ちゃんが太っているとしたら、街を歩いている女の子たちはどうなるんだよ;…

「いろいろあったみたいだけど、こんなに元気になれて本当によかったな!」
「はぁい〜匠さんともこうしてお会いできましたし、私は幸せ者です〜」
「僕でよかったら、何でも相談に乗るぜ…おっと、金だけは持ってないけどな…」

僕は頭を掻きながら、照れたように笑った…

「えへへ、これからもよろしくお願いしますねぇ」
「ああ、もちろんさ」

そろそろ萌ちゃんのカップの紅茶が空になりそうになったとき。
「お屋敷は大丈夫かね?桜ちゃんと雪ちゃんで」
「お二人ならきっと大丈夫ですよ」
「まあね」
「それと、今頃新人メイドの面接があるはずですから」
「へえ」

「純さんの空いた席は大きくて、2人ぐらいは雇うみたいですよ。」
「純ちゃんはメイドとしてもやり手だったんだね。」
「はい…教わることはいっぱいありました…」

あ、そっち以外にもいろいろ教わったんだね…;

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