PiPi's World 投稿小説

ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

の最初へ
 245
 247
の最後へ

ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 247

「スーツなんか着て、また面接なの?…」
「ああ、なんだか営業職なんだけど、会いたいって言う人がいるからさ…」
「うわぁ〜よかったじゃない!技術職じゃなくてもチャレンジする価値はあるんじゃない?」
「さあどうだか分かんないけど、会うだけ会ってみようと思ってね…」


「まあ、やるだけやってみるよ」
「頑張ってね」
…頑張るのは、スーツよりも中に穿いているパンツなのかもしれない…

昨日と同じように、電車に乗ってあの会社に向かう。
白鳥部長…いったいどんな人なのだろう。

拝くんの母さんだったとしたら、涼香さんと同年代なんだろうか?

…夫である伊藤さんと涼香さんとの長年の恋仲を知ってしまい、啓くんにつらく当たったという女性…
息子である啓くんには亡くなったことになっているいるけれど、その実、涼香さんの夫である和彦さんの会社で働く女性…

考えると考えるほど、白鳥部長は複雑な経歴を持った女性に思える…

そうやって思い巡らすうちに会社までたどり着く。
門の前で遥さんが待っていた。

「ごめんね、急に予定決めちゃって」
「いえ、構いませんよ」
「これから白鳥部長と面接だから」
「いやー、緊張しますよ…」
「そう気張らなくて大丈夫だよ。ほとんど柏原くんで決まったものだから」

「僕の…どこが気に入ったですかね?」
「自分ではどう思うの?」
「僕なんて見た目なんてごく普通だし、身長だって高い訳じゃないし…」

「ふふ、直接白鳥部長に聞いてみることねぇ!」
遥さんは面接室まで僕を送り届けると…
"…うぁ!"
僕の尻をキュッと揉んで、その場を去っていった。

SNSでこの小説を紹介

年下の他のリレー小説

こちらから小説を探す