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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 219

何気に肩を握り締めてくる親父…
心配してくれてんだな…

「ああ、精一杯のことはやってくるよ…」
「面接の前に、ちゃんとトイレ行くのよ!あんた緊張すると直ぐにお腹壊すんだから…」
お袋…それって運動会の時に…僕が粗相したこと言ってません?…

…よりによって20年も前の話を出してくるなよと。
僕はもう子供じゃないです。

「そんなことより朝飯…みんなも仕事や学校あるんだろ?」
「あ、そうだった」
「まだ時間はあるけどね」
「匠兄ぃが帰ってきてから調子が狂うんだよなぁ〜」
おい栞、何言いやがりますか?

「さぁ…匠はこぼすといけないから、食べるんなら、スーツ脱いでちょうだいよぉ。」
だからお袋…;

「さあーお兄さんは置いといて、早くお母さんの作った朝食頂きましょうぉ〜!!」
啓くん…それって君が言うことじゃ無いんでは無いでしょうが…;

家族みんな(居候なのか何なのかわからない人1名含む)で朝食。
考えてみると実に久しぶりのことだ。
10年前まではこれが当たり前のことだった…やっぱり我が家が一番だと思ってしまう。

僕はスーツを一旦脱いで、ワイシャツ一枚で座る。

穿き慣れないローライズとやらは股上に食い込み、そこの居心地は最悪といってよかった。

「どうしたんです?変な顔して…」
横の席から小声で聞いてくる啓くん…
「ちょっとキツくてさ…」
僕は誰にも分からないように、目線だけでそこを示した。

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