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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 21

「チェックアウトの時にぃ一緒にお支払いしぃますぅね♪」
…おいおい、ボーイに向かってシナをつくるな。

「うわぁ〜〜可愛いぃパンツゥ〜!匠さん早く掃いてみてくださいよぉ」
…へぇ!?
僕のくたびれたトランクスは、2人のボーイの前にも関わらず、踝まで引き下ろされていた。

「ちょっ、えっ!?ま、待ってよ…!!」
いきなりの行為に慌てる。

ボーイさん二人と目が合った。
彼らも慌てた素振りでこちらを見て一礼して部屋を出て行く。

「あ、あの〜、香澄さん…」
「うふふふ、絶対似合いますよ〜」
僕の言うことも聞かず、服を脱がせてくる。
…まあいいか。着るだけならタダ…いや、彼女に感謝しなくちゃいけないんだから。

派手なパンツを掃かせてくれようとする香澄ちゃんの手が止まる。
僕のモノを見て、頬が少し赤らんできていた…
…今さらですか?

「匠さんの…夕べとぜんぜん違って、カワイ♪」
…男のモノに向かって、"可愛い"って、禁句な気がするんですけど……

…香澄ちゃんの言うことは時々無意識に僕を傷つけてはないだろうか。
コロコロ変わる表情は見ていて楽しいけれど。

「はい!匠さん!いいから全部着ちゃいましょう!」
「う、うん…」
香澄ちゃんに促されるまま、服を着る。
普段着ているのとあまり変わらないのだが、おそらく値段は倍、いや何十倍とかするんだろう…
袖を通すだけでも緊張する。

確かに着心地はよかった。
こんな僕でさえ分かるのだから、それに金を掛ける輩がいるのも分からないでもなかった。
それでも普段トランクス愛用している僕としては、全体が包み込まれるようなフィット感は、違和感があり過ぎだった。

「どうかしました?」
サンドウィッチを頬ばりながら香澄ちゃんが首をかしげた。

「い、いや何でも無い…」
…せっかくの香澄ちゃんの好意を、修まりが悪いごときで、文句なんか言える訳ないよ…

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