ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 185
まあ最近の若者は、その数も減ってるっていうから、気になるのも分からいでもないけど…
でもそんなの見ちゃったら、オナニーの後でティシュで拭う度に、この中には数百数千の自分の精子が泳いでいるのか思い…せっかくの"スッキリ"が半減しちゃいそうだしな…
でもよくよく考えると、僕なんて今までに数えきれない程の精子をティシュに向けて放ってきた訳で…
それを思うと、"中出し"とまでは言わないまでも、せめてスキンの中にぐらいには放ってあげた方が、僕の精子も報われるのかもしれない…なんて考えてしまう。
…と、少しばかり余計なことを考えながらパンツを折りたたむ。
「あ、お洗濯はちゃんとしましたからね!」
「そう…」
…律儀な子だね。
…さて、香澄ちゃんも戻ったしそろそろ家に帰ろうかな。
帰って聞きたい話もあることだし。
「帰っちゃうですか?…」
おっと香澄ちゃん…君は僕の心が読めるのか?…
「ああ、すっかり長居して悪かったね。」
「そんなこと無いでぇす…お兄ちゃんが出来たみたいで…凄く…楽しかっ…た…」
大粒の涙をこぼしながら、途切れ途切れに言う香澄ちゃん…
香澄ちゃん…普通お兄ちゃんとは…“H”しませんから…
そう思いつつも、やっぱり可愛い子だなと思う。
泣きじゃくる香澄ちゃんの頭を撫でつつ
「まあ、近いうちにまた会えるんじゃないかな」
「そう…思って、ます…」
そんなお嬢様・香澄ちゃんの姿を見ている桜ちゃんはしんみりとした顔。
「お嬢様のこんな顔は初めて見ました」
「そう?」
「人前で泣くこと自体、そんなになくて」
桜ちゃんは香澄ちゃんにハンカチを手渡す。
その姿を見て、やっぱりこの二人はかけがえのない友達なんだ…と安心する。
桜ちゃんがいてくれれば、香澄ちゃんは大丈夫だ…
僕は、ハンカチで涙を押さえる香澄ちゃんの額にチュッとキスし…
続けて横の桜ちゃんの頬にもキスをした…