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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 172

ちょっと活発そう、香澄ちゃんの数年後はこんな感じかな?なんて想像もできる先生の姿。

「藤村紫(ゆかり)と申します。香澄ちゃんの家庭教師を担当していて…」
「話は聞いてます。柏原匠です、初めまして」

「柏原さん…?…もしかして…柏原先生の…?」
「え?…はい。親父は西町で高校の教師をしていますけど…」
「あ〜そうだったんですね、柏原先生は私の恩師なんです。」
「えっ、あ、そうなんですか…;」
「はい。先生には似てらっしゃらないから、まさかとは思ったんですけど、聞いてよかったは…」

…まあ親父も教師生活が長いから教え子もたくさんいるもんね。
…それにしても人間関係は意外と狭いなあ。

「紫さんは香澄ちゃん専属なの?」
「普段は学習塾で講師をやってます。教師になりたかったんですけどね…」

「今からだって可能性はあるでしょ?…採用枠が無いんですか?」
「違うんでぇすよぉ…先生は教育実習の時に、生徒さんをぉ好きになってしまったんでぇすよぉ」
…香澄ちゃん、何でも知っているんですね…
「それは大変でしたね…」
「恥ずかしいは…あの時は、柏原先生と奥さんには大変お世話になってしまって…」
「あ、お袋のこともご存知で…?」
「ええ、操さんとは今でも仲良くさせて頂いますよ。」

へぇ、それは知らなかった。
「先生にも操さんにもとても感謝してます…進路とか人生相談にも乗ってくださって」
「いえ、それはそれは」
親父はともかく、お袋は世話好きだからねぇ。

「紫さんが青山家に来るようになったきっかけは?」
「ええ、香澄ちゃんの…執事をされている」
「杏さん?」
「杏とは幼い頃から一緒で、仲もよかったんですけど、両親の借金の話とかで、行方不明になってて、心配してたんです。ここにいるとは思いませんでした」

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