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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 171

「言って下さいよ…僕だってもう子供じゃないんだし、滅多なことでは驚きませんって!」

「何ですぅ?〜滅多なことって…」
香澄ちゃん…
ちょっと声がでかかったか…?

「ううん…何でも無いのよ…昔の話しよ…」
話しをはぐらかす弥生さん…

香澄ちゃんには聞かせたくはないんですね…

モヤモヤした気持ちが駆け巡る。
…昨日の夜といい、何か含みがある…
親父かお袋に、思い切って聞くしかないみたいだな…

…少し時間が経って
「そろそろ先生がやってくる頃ですね」
杏さんが言う。
…さすがに参加はしないが、その先生が何者なのかは気になるところだ…

「さぁ行きましょぉ♪」
腕を引く香澄ちゃん…
 まだ参加するとも、見学するとも言ってないんですがね…

「あ、弥生さん、今晩にでも親父かお袋に聞いてみます。」
「そう……… がんばって…」

僕が何をがんばるって言うんだ?…

聞き返そうとする僕の腕は香澄ちゃん引っ張られ、視界から弥生さんは消えていった。

…どういうことなのかはわからないけど、まだ少し気になるところはあったな…

…香澄ちゃんに連れられ、いくつも並ぶ部屋の中から、勉強部屋らしきものの中に入る。
「先生、お待たせしました〜」
部屋の中に、茶髪のショートカットの若い女性が微笑みながら座っている。

この青山家で働くには、やっぱりそれを基準としているのだろうか?…と思ってしまう程、この先生も魅力的な美人だった…

「すみません…何か突然に…」
「構わなくてよ…貴方の噂は、皆に聞いていましたので、お目にかかれて光栄ですは…」
光栄だなんて…そんなこと初めて言われましたよ…


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