PiPi's World 投稿小説

ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

の最初へ
 158
 160
の最後へ

ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 160

油でテカった唇に、チュッとキスをする…
突然のことに驚いた表情を浮かべた香澄ちゃんだったけど、次には腕を僕の首に回し、自分から唇を重ねてきた…
啄むようなキスが…次第に深いものへと変わっていく…
勢い余って床に倒れ込んだ香澄ちゃんに再びキスを落とす…

どんな料理よりも、僕にとっては一番のご馳走だった…

冷たいフローリングが、逆に心地いい。
仰向けになった香澄ちゃんの身体を、ギュッと抱きしめた。

「うふふ…」
突然のことにも、香澄ちゃんは動じず、笑顔だった。
「匠さんはせっかちですね。私まで食べちゃうんですか?」
「僕にとっての最大のご馳走は、香澄ちゃんだよ」
「…匠さんって、肉食系男子ですか?」

「香澄ちゃんだけに決まっているだろ?…もし僕が肉食系だったら、ここのメイドちゃんと皆、とっくにヤッてるさ…」
自分で言いながら、確かにそうだと思った…
ソフィアちゃんにしろ萌ちゃんしろ、それに純ちゃんだって、あの時僕がその気だったら…ヤレタ気はした…

「ふふっ、そうですかぁ」
香澄ちゃんはニコッと笑って僕の背中に腕を回し、頬に軽くキスをした。

「私だってぇ、匠さんとしたいですけど…お料理冷めちゃいますし…食べ終わったら、デザート代りに私を召し上がれ〜、なんて…」

雌猫ちゃんの割りに、1対1になると照れちゃうんですね…
「そうだな、せっかくの料理だから食べなきゃ勿体無いよね…」

僕はそう言いながらも起き上がることはせず、床に座ったまま、その膝の間に香澄ちゃんを引き寄せる…
「どうしたんでぇすぅ?」
後ろから抱き締める僕に、香澄ちゃんは不思議そうに聞いてきた…

「こうやって食べたいんだ…駄目かな?…」

SNSでこの小説を紹介

年下の他のリレー小説

こちらから小説を探す