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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 151

慌ただしく着替える啓くんを背に、僕はまだのんびりとソファーに座る。

「どうでした?」
「どうって?」
「この家に泊まってですよ」
「うん、まあ、それなりに楽しんでるよ」
…それ以上に、君のことも含め、いろいろ聞いちゃってますけどね…

「汚なかったでしょ?僕の部屋…」
ああ、やっぱり啓くんの部屋だったのね…

「なんか落ち着くんですよね…散らかっている方が…」
うん、それって何か分かる気もしますが、あれは散らかり過ぎだと思いますがね…

「見つけちゃいましたよね?…僕の本…」
見つけるも何も…見て下さいと言わんばかりに散乱していましたけど…

「好きんです…僕、あーゆーの…」
敢て言わなくても、あんないっぱいあれば分かりますって…

まあ高校生、思春期男子なら誰もがそういうものを欲し、持っているのはわかる。
現に僕だってそうだった。
…しかし啓くん、君の場合は少し性癖が特殊すぎる。
…君の過去を知りさえしなければね

「じゃ、そろそろ行きますんで」
「あぁ、頑張って。梓にもよろしく」
「はい」
啓くんは制服姿で、カバンを持って家を出て行った。

啓くんも悩んでいるんだな…と小さくなるチャリンコを見送る…

痛いのが好きだなんて、僕にはとても理解は出来ないけど、啓くんだって好き好んでMになった訳じゃないだろう…
それを思うと、これからいろんな女の子と付き合っていくにしても、苦労するのが目にみえて気の毒にもなる…
まあ僕だけは、どんな時でもあいつのミカタでいてやろう…

…梓は根が優しい子だから、啓くんを痛めつけることなんて無理だろう。
…だから、涼香さんともそうだし、もしかしたら雪ちゃんとも…

…梓には言いづらいことだな。
啓くんの隣にいる女の子…きっと梓かな?

2人を見送り、向き直ってソファーで伸びをする。
…さて、どうしよう。1人で何かするにはちょっと…

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