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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 149

啓くんもウチに泊まりに来たときは僕の部屋で寝てるわけだし、お互い様ってヤツだな。
…さすがにメイドさん達も住み込み従業員の居住スペースまでは掃除しないのか、それとも啓くんがそれ以上にズボラなのか、結構散らかっている。
まあ、少し整理して、今夜はここで寝かせてもらうかな。

おっとその前に、純ちゃんに毛布を掛けてあげなくちゃ、風邪でも引いたら可哀相だもんな…

ベッドから毛布を引きはがす…と、その勢いで数冊の雑誌が床に落ちた…
あいつ…寝ながら何読んでんだよ?…
拾い上げた表紙に僕は思わず赤面してしまう…
ページをめくると、ボンテ―ジのお姉さんが股を広げていた…


あいつ何読んでんだよ…
しかもこれ相当年期入ってそうだぞ…もしかして伊藤さんのだったりするのか?
…見えないよう隠しておこう

純ちゃんの身体に毛布をかぶせてやり、僕もベッドで寝ることにした。
明日は月曜日か、和彦さんもお仕事なんだな…
そう思いながら眠りにつく。

シ―ツから漂ってくる男臭ささにげんなりしながらも、まあ男所帯だから仕方ないよな…なんて啓くんを気の毒にも思いながらも、いい夢だけは見れそうには無かった…
まあ明日は早く起きて、掃除してやるか…
そんなことを思いながら、僕の長かった一日は睡魔に落ちていった…


夢すらロクに見ない深い眠りだった。
目が覚めると、窓から朝日が差し込む。
…よく眠れました。

毛布を畳みながら部屋の中を気にしてみる。
酔い潰れてソファーで寝ていた純ちゃんも姿はなかった。
…あれだけ呑んでいながら、朝からきちんと仕事できていたら尊敬に値します。

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