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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 138

そうか…知らぬ間に、栞とそんなに仲よくなっていたのか…
まあ共通の趣味から広がる友情って、なんかいいけどね…

「ごめんなさいお嬢様…お連れするの、遅くなってしまって…」
「やァだぁ〜萌ちゃんたらそんな気にしなでぇいいんでぇすよぉ〜…
匠さんだって、あんまりぃ早くお迎えに行くと、雪ちゃんと楽しめなかったと思いますよぉ」
お楽しみって…何か誤解されているような気がするのは、僕だけでしょうか?…;

「それでぇ、匠さん、雪ちゃんとは如何でしたかぁ?」
…ニヤニヤしながら尋ねるこのエロ子猫。
…だから、君が想像しているようなことはなかったんですって。

「…まあ、よかったよ?」
それでも意味深な答えは残しておこう。
「匠さんったら〜」
…なんかクスクス笑われていますけどね。

「実はですねぇ〜何も無かったのぉ〜ちゃんと知ってまあすよ〜」
「あ、もう雪ちゃんから聞いたのかよぉ?…」
「違いまぁすよ〜雪ちゃんはまだお父様と入浴中ですよ」
「へ?…じゃあどうして…?」
「クス…見てたんですってぇ〜」
「見てたって?…監視カメラとかあるの?…」
「勿論監視カメラもありぃますけど、私ぃ匠さんの目の前にいたんですよ〜」
「目の前って…目の前には鏡しかありませんでしたけど?…」
「クスクス…私たち鏡の向こうにいたんですよ〜」
「え、?…」
「マジックミラーだったんですよぉ〜あの鏡ぃ」

はいぃいいいい!?
マジックミラーて…AVでしか見たことないようなものを…

「雪ちゃんに身体を洗われて、緊張してる匠さん、可愛かったですぅよぉ〜」
「さ、さいですか…」
やはりこのお嬢様、只者ではない…

「ところで…」
香澄ちゃんは真剣な表情に戻り、言葉を続ける。
「お父様とお話して、いかがでしたか?」

「あ、ああ…とても感じのいい人で、なんだか恐縮したよ…」
「お父様は喜んでらっしゃていたんだと思いまぁすよ。だってこの家には男の人がぁいないんでぇすものぉ」
「肩身が狭いってこと?…だったら男の従業員も雇えばいいのに…」
「前はいたんでぇす…でもいろいろあって…もう男の人は雇わないってことになって…」
それって、香澄ちゃんが好きになったっていう執事さんのことですね…

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