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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 136

「そうなんだよね…このお屋敷に来てからは、ぜんぜん二人きりになれなくてさぁ…」
「それは仕方ありませんよ…匠さんは、ここでは数少ない男の方…皆が興味を持つのは当然ですもの。」
「そんなもんなの?…」
「はい、例えば女子高に赴任してきたカッコイイ男の先生がいたら、自分たちとは違う身体の部分が気になるのと一緒ですよ〜」
自分たちとは違う身体の部分って…要するに男のモノってことですかね?…


「実際、私も舞ちゃんや純さんから匠さんの話を聞いて、早く会いたいと思っていたんですから」
「ああ、そうなの…」
…あのお二人、余計なこと喋ってないよね?特に純ちゃん…

「では、お嬢様のお部屋にご案内します」
「うん、よろしく」
萌ちゃんの後について廊下を歩く。
彼女のポニーテールはまるで命でも宿っているかのように左右に揺れていてなんだか面白い。

こんなに可愛い子が女の子ばかりの中にいるなんて、勿体ないよな…
「あのさ…萌ちゃんは彼氏とかいたこと無いの?…」
「はいぃ、残念ながらまだ経験なくてぇぇ」
そこまで聞いた訳じゃないんですけど…

「あ、でも男の人のは見たことありますよぉ」
「それって、入浴の時にご主人様のでしょ?」
「そういうのじゃなくて、ちゃんと硬く勃ち上がったのですよ〜。
敷地の外れに庭師の息子さんが住んでいまして、彼のを見たんですってぇ…」

…そこでまた奴の名前が出てくるというのが何とも。
まあ、住んでる男が実質3人だから仕方ないのかな…

「ここがお嬢様のお部屋ですよ〜」
萌ちゃんが扉の方を指さす。
…うん、見た目は案外普通かな。
まあ、お嬢様とはいえお年頃の女の子だろうからねえ。

コツコツ…と萌ちゃんは軽くスナップを効かせた手で木製の扉を奏でる。
応答はなかった…
「あれ?眠っちゃったのかしら?…」
首を傾げる萌ちゃん…
「匠さん、ちょっと待っていて下さいねぇ」
萌ちゃんは僕を廊下に残し、扉の中に消えていった…

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