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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 134

「あ、はい…なんだか頭の中が混乱しちゃって…」
「ふふ…人それぞれなんですよ…性癖だってそう…皆がいうアブノーマルだって思うことも、本人にとってはごく自然なこと、本当はノーマルとかアブノーマルとかの区分けなんて存在しないのかもしれません…」
そうなのかもしれない…ここに来て同性愛のメイドちゃんたちや、今聞いた啓くんのことを考えると、今まで自分は性について、何も分かってはいなかったのだと認識させれる…

「私も以前の仕事や、ここに来てからさまざまな人と出会って学んできましたから」
「そうですか…」

一通り身体を洗い終え、全体をお湯で流すと
「それじゃ、私はご主人様のお体を洗ってきますので…湯船に浸かってごゆっくりと」
「うん、ありがとう」

浴室の扉を閉めながら雪ちゃんは思い出したように言った…
「あっ匠さん、自信持って大丈夫ですよ…ご主人様より大きいですから…」
へぇ?…
何を言われたのか始めはわからなかった…
それでも大鏡みに写り込んだ自分を見ると、いつの間にかにタオルはずれ、半分皮被りの情けない愚息を、すっかりと晒していたことに気づいた…

…見事にやっちゃったわけか。
ご主人…和彦さんよりも大きいって…自信持っていいのでしょうか?なんか失礼にも思えるのですが…

雪ちゃんがいなくなり、一人になった広い浴場の湯船に浸かる。
改めて、香澄ちゃんと出会ってから今日までの間のことを、振り返っていた。

たった数日…まだ一週間も経ってはいないんだよな…
あの時香澄ちゃんに声を掛けられ無かったら、今頃僕は公園のベンチで寝ていたかもしれないよな…
そう思うと香澄ちゃんに感謝しない訳にはいかない…
今日はいろいろと忙して、ろくに話しも出来無かっしな…
風呂上がったら、香澄ちゃんの部屋にでも行ってみるかな…

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