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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 1107

「そうですかね…まあ、匠さんがそう言うなら…」
ソフィアちゃんは空気を読んだのかそう言う。
アンナさんを満足させるならできれば2人で会いたいしね。

「私がいきなり行っても…今回はごめんなさいですね」
香澄も大人の対応。
「お気遣いだけでも嬉しいです」
ソフィアちゃんは頭を下げる。

「それじゃあソフィアちゃんはゆっくりしてくるといいよ…」
仲のいい姉妹…積る話しも多いだろうからね…

「いえそうもいかないと思うんですよね…珍しくお兄さんが帰って来てるみたいなんで…」

「ふへぇ?お兄さんって……宏、日本に帰って来てんの?…」

「ええ、一時的ですけど、二週間くらい滞在されてまた戻られるみたいで」
「へぇ…そのうちに会っておいた方が良さそうだな…」
積もる話があり過ぎるからな…

「匠さんはご一緒したらいいんじゃないですか?」
香澄が言う。
いつの間に起きたのか、香を抱き抱えながら。

「いいのか?…休みの日ぐらい僕が子供の面倒みるけど…」
香澄にばかりに子育てを任せっきりはで申し訳ないしな…  

「何言ってんです…お友達とはまたいつ会えるかも分からないんでしょ?…子供のことは私に任せて、会って来てくださいよぉ」  
「あ…ああ;…」
もちろん宏には会いたい…だけどそこにアンナさんがいると思うと、宏にも香澄にも後ろめたいよな;…

やっぱり遥さんからの反応を待ちたいな…
そこで宏の滞在中にでも会えればいいとは思う。
アンナさんとは…満足させられるのは宏が再び海外に…それまで待てるかな…

「ごめんな、また今度にするよ」
「そうですかぁ、なら匠さんのことも伝えておきますね!」
「ああ、悪いね」
「いえ、ありがとうございます」

香澄と娘たちが朝食を食べ終えたところでソフィアちゃんは部屋を出て行った。

「よかったんです?」
「ああ、まだ、その時じゃないからな…」

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