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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 111

…涼香さん専用の部屋だと…?
啓くんも何度となく連れ込まれたのだろうか?
「いきなり縛られて…」「身体が疼いてしまって…」
啓くんの言っていたことを思い出す。
…涼香さんは、その、専用プレイルームをお持ちと…?

「…僕は百戦錬磨の涼香さんの相手になれる男じゃないです」
「…私たちだって同じです」
僕と同時に、桜ちゃんと舞ちゃんと弥生さんがガックリと項垂れた。

「涼香さんに気にいってもらえる、何か…基準とかあるんですかね?…」
「ソフィアや啓くんを見ると、初物好きって気もしますけど、啓くんのお父さんの場合もあるから、一概にそうとも言えないのよね…」
啓くんのお父さんか…
その人も涼香さんの専用ルームで、啓くんみたいに縛られちゃったりしているんでしょうかね?


「あら、皆さん戻っていらしたのね」
ドアの影から涼香さんが顔を出した。
「「!!!!」」
みんな同じように察したのか、部屋の中に緊張感が漂う。

「あ、あの、ソフィアは…」
「ソフィアなら、自分のお部屋でお休みになってるわよ?」
「そ、そーですか…」
桜ちゃんは恐る恐る尋ねるが、涼香さんは泰然としている。

「どうかなさって?…柏原さん変な顔してますはよ…」
僕の顔を覗き込むようにして、首を傾げる涼香さん…

「い、いえ…さっきは酔った勢いでとんだ失態を仕出かしてしまったようで、申し訳ありません!」
僕は謝ることで話題を変えた。

「そうですってね…残念ながら私、覚えてないのよ…」
それを聞いて、安心しました…

「でも柏原さんの肉体は、ソフィアから携帯見せて貰いましたよ。」

…おいおい、マジですか?
ってか、ソフィアちゃん何撮ってたんですか!
…間違った日本の文化だと思われたらまずいなぁ…

「…あの、柏原さん…いえ、匠さん?」
「はい?」
「ちょっと、2人でお話しません?…あ、性的な意味ではなくてですね」
「はあ…」

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