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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 110

でもふと不安を感じたので・・・
「でもティータイムといっても、今は放課後じゃないですよ?」
僕は言った。
「大丈夫です!ちゃんとあのバンドのCDは全種類揃えてありますから。」
桜ちゃんにびしっと返された。

…いえ、そういう意味じゃないっすよ…
あ、ってか、桜ちゃん意外にもアニメ好きなのね?

ニヤついてたのか、桜ちゃんが訝しげに僕のほうを見る。
「あの、匠さん、何か」
「いや、桜ちゃんの意外な趣味を知れたかなと」
「青山家の書庫にマンガが大量に置かれたのは桜ちゃんのせいであるとね」
「あ、それ…」
弥生さんの暴露に桜ちゃん、焦る。

「ふふふ。そんな顔すること無いはよ。今や漫画やアニメは世界に誇れる日本の文化よ…2020年の開会式には、アニメのキャラクターが総出演するってもっぱらの噂よ…」
弥生さん…そんな噂聞いたこともありませんが…

「まぁ確かに、これほどのジャンルの揃ったマンガがある国って、日本だけよね…」
ここには元BL作家さんもいますしね…

「もっと広い部屋で」という弥生さんの提案で、僕らは昼食を食べた客間に戻る。
ちょっと前までいたはずの涼香さんとソフィアちゃんはいなかった。

「どこ行っちゃったんでしょう」
「そのうち戻ってきますよ」
僕の疑問を桜ちゃんがさらりと受け流す。

「シャワーですかね?」
「まだ、終わってないと思いますよ…」
「それじゃあ…何所行ったんです?」
「ふふ…。柏原さんもそのうち行くことになると思いますよ…」
「へぇ?…何か特別な場所なんですか?…」
「私たちも勝手には足を踏み入れてはいけない…奥様専用のお部屋ですよ…」

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