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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 1056

「やっぱり数少ない男は…離れた席になるんだよね?…」
今となっては、新庄と近くの席なんかにはなりたくは無かった…

「そうね…だけど新庄くんは何かと匠くんに聞きこともあるだろうから、近くの方がいいんじゃないかしら?…」
「そんなこと無いですよ。アイツ、男とか女とか関係なく誰にでも気安く話せる奴だから、僕じゃなきゃダメなんてことは全く無いと思いますよ…」

「んん…そっか、じゃあ新庄くんをゆかりさんや夏子さんの隣とか真ん前に配置しても良さそうだね」
「まあ、そうですね」
なんか2人で勝手に話が進んでいるけど、これがある意味でのお返しかもしれないな。

「匠くんは女性陣に囲まれても大丈夫だね」
「はあ…」
「美玲の隣、さらにその真ん前に葉月、でどう?」

願ってもない提案だけど…いいのかな?

「僕はどこでも構わないですよ…余った席にして貰っていいですよ…」
まあアイツの側じゃなきゃ何処だって構わない…
女性陳とは皆仲良しだからね…

「そう?…皆だって、匠くんの側に座りたいでしょうからね…」

女子社員みんなで僕の取り合いをしてるわけか?
独身だったらこんなに嬉しいことはないだろうけど、今は違うもんね。もったいない気もするけど。

「じゃあ、匠くんは当初の計画通り」
「美月さんは?」
「私は夏子さんの隣かな。いろいろ学ぶことも多いと思って」
真面目な人だ。
それだけに美月さんに助けてもらったことも少なくない。

僕も美月さんを見習はなくちゃだよな;…
夏子さんには僕も散々いろいろ教えて貰っているというのに、煙たがるなんて百年早いよね;…

「偉いんだな美月さんは…尊敬するよ。」
「あらぁ、女としては固過ぎだと思っているんじゃないの?…」

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