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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 102

え?…これって…?
まさかとは思いつつも、この押し殺したような甘い息遣いは間違いなかった…
ってことは…涼香さんと…?
僕の頭は混乱した。
この家には確かに女性同士の耽美な関係が存在しているようだが、男好きの涼香さんまでもが、その領域に足を踏み入れていたとは、思ってもいなかったのだ…

「ひゃんっ!あんっ…」
ソフィアちゃんの甲高い声が廊下にも漏れ聞こえてくる。
…喘ぎ声は完全に日本語なんだね…ってそんなことを言ってる場合じゃないんだ…
「ふふふ、可愛いわよ、ソフィア…」
…ああ、涼香さん、貴女もですか…
香澄ちゃんの嗜好は、やはり貴女譲りなのですね…

耳を側立てる僕の横で、俯いた舞ちゃんが顔を赤らめていた。
…もしかして舞ちゃんには刺激がつよかった?

「あ、外でも案内して貰おうかな…」
「いえ…それよりも…」
「ん?…どうしたの?」
「桜さんが言ってた…もっと大きいのって…今の状態ですか?」
…へ?

舞ちゃんの視線は、僕の股間に注がれていた…

「あっ…」
客間の中の様子を妄想してしまったせいか、僕の股間は見事なまでの膨らみを作り出していた。
「あ、あの、これは…」
「い、いえ、いいんです…私が悪いんですから!」
舞ちゃんは僕に背を向けた。
…とはいえ、ここにいては、股間が収まる気配なんてないし…

僕の愚息をこんなにも甦らせた、部屋内で行われているであろう涼香さんとソフィアちゃんの営みを、一目でも除き見たいという願望はもちろんあった…
しかしながら、舞ちゃんの前ではそれを実行に移す訳にもいかず、僕はこの場を離れざるおえなかった。

「ごめん舞ちゃん、何か腹の調子が悪いみたいだ…もう一回トイレ行ってくるよ…」
僕はズボンのポケットに手を突っ込み、前屈みの姿勢で扉の前を後にする。

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