これくらいのイケメンなら言い寄って来る女の子は数多いだろう。
それが何か原因かはわからないけど美玲ちゃんとの関係がギクシャクしてきたのは間違いないはず。
責任はソコにもありそう…

「春秋さんは」
「旦那は今出張中なの」

道は思ったよりすいていてあっという間に夏子さんの家までたどり着く。

夏子さんにはその勃起を気づかれないよう新庄を背負う…
まあ同じ男として“武士の情け”ってやつだよね；…
だけどソレが背中に当たるんですけどね；…

「そうやって寝てるとまるで子供みたいで可愛いはね…」
いやいや…；コイツの下半身の状態を見たら、可愛いなんて言ってられないと思いますがね；…

「とりあえず新庄くんは私たちの寝室に寝かせといて」
「はい」

僕らが玄関でドタバタやっているのに気が付いたか、冬美ちゃんが廊下を歩いてこちらに向かってきた。

「お母さんお帰り、匠さんお久しぶりです！」
ちょっと幼い感じが可愛いなぁ。
それに対して、身体の成長は目覚ましい…シャツの胸の部分のシルエットがかなり目立つね。

これじゃ夏子さんが心配するのも無理は無いよな…
彼氏が出来たっていうし…

「あらぁ？…その人具合悪いんですかぁ…？」
「いやただの酔っ払いさ…悪いけどお母さんたちの寝室をお借りするよ…」
「はい、それじゃあ私もお手伝いしますねぇ…」

「ああ、いやいや、いいよ…冬美ちゃんは無理しなくても」
「ふふふ、私これでも力ありますよぉ〜」
力よりも、今は新庄の股間の状態を知られちゃまずいし…

何とか冬美ちゃんを制すが心配してくれてかついてきてはくれた。

「冬美ちゃん、アレからどう？」
「変わらないですよ。ちょっと背は伸びたかなぁ」