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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 1005

「おおう、匠さんナイス!」
「新庄くんの歓迎会、やらなくちゃだよね〜」
「予約無しでも大丈夫ですかね〜?」
沙織ちゃん、美月ちゃん、葉月ちゃんが色めき立つ。

「賑やかになるな」
「…はい」
女だらけのところに仲間?が来ていいのか悪いのか。

おっと…美玲ちゃんも誘わなくちゃだよな…
「あれぇ…美玲ちゃんは?…」
彼女のデスクに美玲ちゃんの姿はなかった…

「ああ、あの子なら定時に上がりましたよ…」
「えっホントに?…」
仕事熱心の美玲ちゃんが定時に上がるなんて、僕がこの部署に来て初めてのことだ…

新庄の方はというと、特に気にする素振りもなくゆかりさんと話をしている。
もしかして…終わったのか?
今の状況じゃ聞けないけど、勘ぐってしまう。

「私たちも早めに終わらせて、飲みに行きましょ」
「はーい」

新庄の歓迎会は美玲ちゃん不在で行われ、そのまま終わるのだった。

酒量を控えたお陰で、僕はいつものような失態を晒さずに済んだ…
それに引き換え新庄くん;…そんなに酔ってどうすんだ?
まあこの会の主役であったことには間違いないし…可愛い女の子に囲まれてつい飲み過ぎてしまうのも分かるけど;…

「それじゃあ後は匠さんにお任せしますね…」
お任せするって;…
この酔っ払いをどうすれゃいいんですかね;?…

「いいわ、匠くん。この子ウチで預かるわ」
夏子さんが言う。
車なので一滴もアルコールを飲んでいない夏子さん…任せてもらえるなら助かる。

「その代わり、車に乗せてくれない…あ、匠くんもウチ来る?冬美も喜ぶと思うし」

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