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磁石
官能リレー小説 - 純愛

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磁石 4


びくんっとする亜衣。啓太の大きな手が亜衣のふとももをしっかりとつかむ。冷えている亜衣のカラダ。ふとももから少しずつ啓太の手があがっていく・・・。

お尻のふくらみに達する瞬間、亜衣のぷっくらとしたお尻をつつむパンツに触れた。感触だけで啓太はドキドキしてしまっている。指に感じるその感覚・・・。

亜衣がスカートを抑えた・・・「だめ・・・。」
かすれるような声で必死に抵抗をした。

「やっぱり・・・こんなのだめだよ・・・。」
亜衣は助手席に戻った、顔を赤らめながら。

「そっそうだな・・・」啓太も元気なさそうに答えた。


ふたりの微妙な距離。路地裏だが、ぽつりぽつりと通行人が通る。別にふたりのことを見ているわけではないのに、なぜか罪悪感や恥ずかしい気分になっている。

「寂しくないって言ったら嘘になるし、身代わりって思われてもしょうがないな・・・。でも、もうしばらくだけ一緒にいてくれないか?」

「うん・・・いいけど・・・ここは、ちょっと・・・。」

「啓太君のうち、いこうよ・・・」

笑うでもない、無表情に近い顔でそう亜衣が言った。

男の部屋に行きたいなんて言ってくれる亜衣の気持ちが正直、わからないまま車を走らせる啓太。

お互いのぬくもりの感触が消えないうちに・・・。
助手席に座る亜衣の姿が一段といやらしく見える。

ふとももは、さっきよりも露わになっているような気さえもする。すべすべした肌。もう一度触りたい・・・離れたくない・・・そう思ってしまった啓太がいる。吸い込まれるような・・・色白の肌。この肌をいったい何人の男に触られたんだろうか・・・。何を考え、座っているのか、啓太は知りたかったが、それは亜衣も同じだった。


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