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祭壇の呼び声
官能リレー小説 - その他

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祭壇の呼び声 3

男達とゾーイが去った後、洞窟には静寂が訪れる。地面には男達が垂らした我慢汁の跡がいくつも残っていた。
やがて、岩壁の一部が音もなく開いた。中から現れたのは、人影。
黒髪に褐色の肌をした筋肉質な男だ。
男はしばらく洞窟の中を眺め回していたが、地面に残された男達の跡を見つけるとそれに指で触れた。
すると男の全身に、先ほど男達に浮かんだのと同じ紋様が現れる。
「ふむ…。あいつら、上手くやったみたいだな」
男は満足げに呟くと、腰に巻いていた毛皮を剥ぎ取っていた。この男も彼等のように発情しており、既に亀頭が剥き出しになっていた。
「じゃ、俺も行くとするか」
裸になった男が歩き出した先は、村の方角だ。その足取りには迷いがない。
点々と落ちる男達の名残りが道標となっているからだ。
男達が向かった村は、洞窟からさほど離れていない場所にある。
村の畑や家々は、すっかり荒れ果ててしまっていた。
家畜小屋の柵は無残に壊され、牛も鶏も殺されてしまっている。
しかし、今はそんなことはどうでもよかった。村の中心部にある広場は、力を得た男達が集まっている。
彼らは一様に息を荒くして腰布を脱ぎ捨てて下半身を露出していた。
そして皆、一心不乱に自分のモノを扱き上げている。
「ああっ…ゾーイさまぁ…ゾーイさまぁ…」
男達は快楽の虜となりながら、ひたすら女神の名を口にしている。
ゾーイから授けられた力は凄まじく、一度達しても萎えることがないのだ。
「うおっ、また出るっ!」
「気持ちいいよぉ!」
「ゾーイさま、ゾーイさまぁぁぁ!」
男達は次々に射精し、精液が飛び散る。
その量は常人の比ではなく、地面が白く染まっていく。辺りに立ち込めるのは、むせ返るような性臭だ。
だが、男達の宴はまだまだ終わらない。
ゾーイが授けてくれた力はこの程度ではないのだ。
畑が男達の精で満ちる。
すると作物がみるみるうちに実り始めたではないか。
稲穂が頭をもたげ、鈴なりの果実を実らせる。
男達は我先にと果実を掴み取り、貪り食った。
甘美な味わいが口いっぱいに広がり、男達はさらに興奮し精を放つ。
村のあちこちで女神への感謝の言葉と聖句を唱えながら、男達は次々と高みへと昇り詰めていった。

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