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祭壇の呼び声
官能リレー小説 - その他

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祭壇の呼び声 4

それからまた数時間ほどが過ぎた。
男達の精をたっぷりと吸って成長した作物は、どれも瑞々しく光り輝き見ただけでも美味であることが窺える。
しかし、男達の姿はない。彼等は急成長していく様々な作物に次々と取り込まれていったのだ。
無数の蔓に巻き付かれる者、肉厚な葉で包み込まれてしまう者、幹に空いた穴に取り込まれてしまう者…。
だが、男達の表情は恍惚そのものだった。
「ゾーイさま…ああ、ゾーイさまぁ…」
皆一様に幸せそうな笑みを浮かべながら、淫らな植物の中へ入っていく。
「ゾーイさま…ゾーイさまぁ…」
男達はうわ言のように呟き続けるが、やがてそれも途絶える。
そして、村から全ての男が消えた。
畑には実った作物だけが残り、風にそよいで揺れている。そこに、もう村の形はない。あるのは、淫らな植物が生い茂る楽園だ。


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