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祭壇の呼び声
官能リレー小説 - その他

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祭壇の呼び声 2

男達は一斉にひれ伏す。
「どうか、お願いです!我々を助けてください!」
「助けろとはどういうことですか?わたくしはこの地の民草を救う為に降臨したのです。何なりと申しなさい」
男達は顔を上げ、懇願するように言った。
「実は…村が魔物に襲われて困っているんです」
「まぁ」
「作物は荒らされ、家畜も襲われました」
「それはいけませんね」
「このままでは村人は飢え死にしてしまいます!」
「それは大変。すぐに対処しなければ」
ゾーイが手をかざすと、空から赤い光の粉のようなものが降ってくる。
それは男達の身体に触れ、染み込んでいくように消えていった。
それはほんの一呼吸ほどの時間だったが、男達に活力を与えるには充分だったようだ。
「おおっ!?」
男達が驚いたような声をあげる。
「力がみなぎってきましたぞ」
「これであの忌まわしい魔物共を追い払えそうです」
「助かります」
男達は口々に感謝の言葉を捧げていたが、体に染み込んだ赤い粉がもたらす変化はそれだけではなかった。
男達の肉体に赤い紋章が浮かぶ。それが脈動を始め、赤く光り出す。
「な、なんだこれは…」
「うぅ…熱くなってきたぜ」
「なんか股間が疼いて…」
男達は腰に巻いた毛皮の上から股間を手で押さつけるようにしたが、それで治まる様子はない。
それどころか、どんどん火照っていくばかりだ。
彼らの疼きに、控えていた天女たちが顔を赤らめている。
「あらあら。まずは村に戻りなさいな。しっかり発散して、準備して、魔物を退治するのです」
「はい」
「わかりました」
ゾーイがおっとりと言うと、男たちは滾らせたまま洞窟を出る。
天女を従えたゾーイも彼らに続いた。

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