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未来ノート
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未来ノート 3

「なんで友美さんはレオタード姿で車に乗ってるの?」
「レオタードを着て学園にいきなさいってママの命令で。」
「なんかすごいお母様だね。」
美月さんが友美さんに言った。
「友美お嬢様、健司様のズボンを脱がすことを忘れてますよ。」
「なんで脱がなきゃいけないんですか!」
「健司君のオ、オチンチンの健康チェックを毎日私がしなさいって、ママが」
友美さんは母親の言うことには逆らえないみたいだ。
美月「健司様、学園にご到着しましたら、理事長と校長先生に挨拶したあと、結婚式を挙げてもらいます。婚姻届の手続きはこちらでやっておきます。」
「えぇぇぇぇ…」
僕は驚いて、車内で大声で叫んだ。
「結婚式って、僕たち今はまだ16歳ですよ。法律ではまだ…」
すると、
「はい。婚姻届は役所に預けて、お2人が共に18歳になった時、正式に受理される運びになっております。これから結婚式を行うのは、健司様が友美お嬢様の生涯の伴侶であることを広く世間に知らせる為です」
と美月さんは話した。
この新庄美月さん、友美さん付きのメイドで、友美さんの身の周りの世話はもちろん、車での送迎や身辺警護もしているとのことだ。

僕たちが車から降りると、目の前に大勢の人たちが集まっていた。その中から1人のスーツ姿の女性が前に進み出た。
「天城友美さん、二宮健司くん、夢美学園へようこそ。私たち一同、あなた方お2人を大歓迎いたします」

その人は理事長の清川昭恵さんで、友美さんの母親の晴美さんとは親有同士だそうだ。清川理事長はまず友美さんと握手を交わした。続いて、僕も理事長と握手を交わした。
「二宮健司くん。貴方の入学により、この夢美学園は本日只今をもって正式に男女共学になりました」
清川理事長は僕と握手をしながら言った。
続いて、僕たちは片岡綾子校長とも挨拶を交わした。

挨拶が済むと、僕たちは控室へ案内された。そして、そこに用意されていた、この学園の制服に着替えるよう指示された。
僕が着る男子用は新しく制定されたものだが、ゆったりとしたブレザーに学生ズボンという平凡なものだった。
友美さんが着る女子用だが、僕は昨夜、ネットで調べていた。それは、上半身は、冬服はブレザー、夏服はヘソ出しの半袖セーラー服で、下半身はいずれも、マイクロミニのスカートに純白のタイツ又はオーバーニーソックスというものだ。
僕の目の前に、その大胆かつセクシーな制服をまとった友美さんが立っていた。

「そんなに見ないでよ。恥ずかしいから。」
「す、すごく似合ってるよ。」
友美が僕の隣に座り、僕の手に自分の手を重ねてきた。
「ありがとう。あのね、結婚式は明日になりそうだよ。まだ準備に時間がかかるみたい。」
「そうなんだ。」
どうしよう、密室空間で二人だけになると緊張してうまくしゃべれない。心臓のがすごくドキドキしてる。
それに、いきなり結婚とかいろいろすごいことになってきたな。

僕はその緊張感に負けてトイレに行くことにした。
「ちょっと、ごめん。トイレ」
「あっ。うん。」
僕は逃げるように女子トイレに入る。ちなみに理事長と校長先生から女子トイレや女子更衣室に入れるよう特別に許可してくれた。
いつの間にか手帳サイズにまで小さくなっている未来ノートをポケットから取り出した。

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