PiPi's World 投稿小説

未来ノート
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 6
 8
の最後へ

未来ノート 8


ちょうどその時、部屋のドアがバタンと開いた。
「健司様。友美様のほうは準備が整いました」
由美子先生のその声に、僕はハッと我に返った。そうだ、タキシードに着替えなきゃいけないんだ。

「健司くん!」
純白のウエディングドレス姿の友美が部屋に入って来た。
「あら。まだ着替えてないんですか?」
僕は由美子先生に手伝ってもらいながら、急いでタキシードに着替えた。

タキシードに着替えた僕はウエディングドレス姿の友美と見つめ合った。
「友美、とても奇麗だよ!」
「健司くんも素敵よ!」
瑞恵さんはいつの間にか姿を消していた。

「お2人とも、とてもお似合いですよ」
僕と友美は2人並んで、由美子先生に写真を撮ってもらった。

僕たちはそれから、制服に着替え直し、寮へ向かった。

寮に行く途中とても高そうな和服を着て礼儀正しそうなとても美しい女性にあった。
「お、お母様。」
どうやら友美の母親みたいだ。
「友美、久しぶりね。」
「お母様、なぜここに?」
「友美の夫となる人に挨拶に来たのよ。それと、健司さんをお借りするわね。友美は部屋で休んでいなさい。」
僕はお母様と呼ばれた女性に手を引かれどこかに連れていかれることになった。

「あのう…お、お母さん…」
「お母さんじゃなくて、晴美と呼んで」
「はい。は、晴美さん」
晴美さんはとても美人で、友美の母親というより姉かと思えるくらい若々しく見えた。

僕は学園内の新体操部の練習場になっているホールに案内された。
「健司さん。よく御覧になって」
「は、はい!」
晴美さんは突然、僕の目の前で、それまで着ていた和服を脱ぎ始めた。そして、真っ赤なレオタード姿になった。
「これから私の演技を披露するから、よく御覧になって」
「はい!」
晴美さんは僕の目の前で、13メートル四方のマットの真ん中に立ち、新体操の演技を始めた。

晴美さんは、リボン、クラブ、フープ、ロープ、ボールと、僕の目の前で5種類の手具の演技を次々と披露した。

晴美さんは演技を終えると、僕の前へ歩み寄った。
「いかがかしら?」
「お見事です」
「私も幼い時から新体操をやってるのよ。まだまだ友美には負けないわ」

「お母様、ずるい」
その声に振り向くと、友美がレオタード姿で立っていた。そのレオタードは純白で、晴美さんの真っ赤なレオタードと対象を成していた。


,
の最初へ
 6
 8
の最後へ

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す