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人生、いくらでもやり直せるさ
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人生、いくらでもやり直せるさ 57

真由美と別れしばらく1人で生活していた時も自分の為に料理をすることはあった。
それは圧倒的に物足りなかった。
料理人という仕事をしていて一番幸せに感じることは自分が作ったものを食べる人がいて、且つその人が自分の作った料理を美味しいと言ってくれること。それが一番のやりがいだった。

真由美も同じような気持ちを抱いていたようだ。俺と別れた後、茜だけでなくあの教師や取り巻きたちに食事を作ることもあったという。そこには何の楽しみも幸せも存在しなかったそうだ。

そこにあったのは圧倒的な快楽・・・
ブラックホールのように抜け出せない圧倒的な快楽に飲み込まれてしまっていた真由美と茜。
その身に快楽が刻まれる毎に幸せから遠のいていくのを感じていたらしい。
そして、今となってみれば・・・
愛する人だけでは満たされる事の無い身体に成り果てていた事を呪うような気持ちでいるようだった。

『でも、少しだけ幸せかもしれない・・・』

そんな身体になりながらも真由美の声は明るかった。
尽きる事無く情欲を求める身体に成り果てても、愛する人と居れる幸せはあるらしい。
そして、愛する人に淫らな身体を使って稼いで貢げる事が喜びになっているのだ。

更に俺の子を孕んだ事で、新たな幸せも手に入れれたと言う。
真由美だけでなく全員が、時折腹に手を当てて満ち足りた表情をしているのは俺も何度も見ていた。

皆が今までに得られなかった幸せに満ち溢れたひとときを過ごせているのをヒシヒシと感じているのだ。

真由美の作る夕食はとても美味しかった。
片付けくらいは自分でやろうと席を立つとそれを制するように茜が食器を持っていく。

「ママがお仕事に行く前に、パパがいっぱい可愛がってあげてね」

「お前達もだろ?」
「今日は茜も愛花ちゃんもお休みだよ!」

真由美は腹が膨れてきたが、この都市に来てから勤めてる夜の店で人気らしく出産ギリギリまで働くつもりらしい。
そうしないと身体が疼いて耐えれないわと、どこか自嘲的に笑って言っていた。

そして茜と愛花なのだが・・・
『彼氏の子を妊娠したが逃げられてお金が無い』と言う名目で、俗に言うパパ活をしている。
どうやらそれは、将来そこで働く事を約束する形でAV系事務所の紹介した客を相手にしているみたいだ。
なので比較的安全らしいが、そんな裏の世界があるなんて俺も知らなかった。

『まっ、あそこで教わった事だけどね』

なんて茜が言っていたが、どうやらあの鬼畜教師は自分が調教した女を風俗とかで働かさせていたらしく、そう言うのを見て覚えたようだ。
そして愛花の方もやっぱり性欲を持て余すらしく、将来はAVの道に進むと言っていた。
近い将来、茜や愛花がAVで乱れる姿をみんなに見られる事に心乱れる気持ちと同時に、それに興奮してしまう自分もいた。

そんな中で、雪乃だけは身体を売る仕事はしていない。
他の3人も雪乃にそれを求めていないし、雪乃自身からもやると言う言葉は出ていない。
どうも雪乃は俺が店を出す時に一緒にやりたいらしいのだ。

「身体の方は大丈夫なのか?」
「はい・・・我慢した方が快感が増しますし・・・」

そんな話をした時、そう微笑んで答えた雪乃。
ちょっとゾクリとするぐらい色気ある微笑みだった。

「お店の中で・・・お客さんの目の前で・・・あなたに調教されたい・・・」

そう言う事らしい。
そう言われるとやりたくなってしまう辺りが、雪乃が魔性の女たる所以なのだろう。

そんな事を思い出しながら真由美の肩を抱く。
すると身を寄せてくる真由美。

「じゃあベッドに行こうか」
「ええ・・・」

共に身を寄せながら三階のベッドルームに向かう。
妊娠して腹が膨らんでから子宮が下がってきたせいか、真由美の膣の奥行きが俺のモノでも軽く届くようになっている。
それに締まりも何故か良く、互いに気持ちよくなれる回数が増えてきた感はある。

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