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人生、いくらでもやり直せるさ
官能リレー小説 - その他

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人生、いくらでもやり直せるさ 56

そんな夜を過ごした数日後・・・
不動産屋巡りでようやくコレと言う物件が見つかった。

築年数は古いが鉄筋コンクリート3階建ての物件は、1階が店舗、2階と3階が住居と言う構造になっている。
予算的にも改装費と合わせてギリギリぐらいだったが、内覧に行って全員何となく気に入ってしまった。
予算ギリギリなので躊躇している俺に、雪乃が半分は出せますよと言うが、まだ少し決断できずにいた。

「ここいいわね・・・ここで店も出さない?」
「ああ・・・ただ店出すとしても暫くは無理だな」

俺の気持ちを後押しするように真由美にもそう言われたが、俺の気持ちとしては店にかまけて彼女達を放置してしまった苦い過去がまだ忘れられない。
それに今は子作りに専念したいのがある。

「ディナータイムからの小料理屋とかどう?・・・それなら昼間に時間が作れるでしょ?」
「まあ、確かにな・・・」

真由美が夜の店で働く時間でこちらも営業なら確かにすれ違いは無い。
それならいいような気もしてきた。

「私も、出来ることがあれば何でもお手伝いしますから…」

雪乃も小さ目ではあるが頼もしいことを言ってくれる。

「ママのお料理凄く美味しいから、きっと悟志さんのお店の力になってくれると思います」
「あ、愛花っ」
「茜ちゃんも私も、悟志さんのために頑張りますから」

こうして、俺達の新生活がスタートする事になった。
まず補修や改装。
そして家財道具を買いに行って色々選んだりと、それだけで一か月以上。
その間に俺は昼間だけ働ける店を見つけて仕事を始めていた。

そうやって新居が完成した頃には、真由美と茜の妊娠も分かり、少し遅れて雪乃も妊娠した。
これで俺は一気に4人の父になる訳だが、茜の時以上に心踊る自分がいた。
毎日の帰宅が楽しいぐらいだ。


そんな風に新居の生活が半年程・・・
店の仕事を終えた昼過ぎ、俺は帰宅する。
昼だけの仕事で給料も安いが、最低限の収入にはなる。
まだ中をいじってない一階店舗の裏側にある住居用玄関から中に入り、二階へと上がる。
二階の扉を開けると、小走りに走る音。

「パパ!おかえりなさい!」

満面の笑みで迎えてくれたのは愛花。
すっかりパパ呼びも定着してきた感がある。
素っ裸の愛花の腹は大きく膨らんだ臨月間近だ。
そんな愛花が抱きついてきたタイミングで、腹の膨らんできた全裸の茜もやってくる。

「おお、元気なのはいいけど身体は気を付けないとな」

日中、特に来客もないときは全裸で過ごしているのが常。
俺が仕事に出ている間、持て余している身体を彼女たち同士で弄りあっているのも日常だ。
2人に雪乃が絡むこともある。

「今日はハメたい欲全開だからね、愛花ちゃん」
「このお腹で跳ねると心配だからなぁ」

愛花の方が一歳年上だが、いつの間にか愛花ちゃん、茜ちゃんと呼び合う仲良しになっていた。
一番の親友で姉妹と言う表現を二人は使っているが、互いに絡み合う様子は恋人同士にも見えるぐらいだ。
それだけじゃなく、茜は雪乃を慕っているし、愛花と真由美の仲もいい。
なので生活していて楽しさがあった。

そんな2人の乳を揉みながら玄関からリビングへ。
リビングとダイニングキッチンが一体型になっているから結構広く、更にアイランドキッチンにしているから視覚的にも更に広く感じる。
そこで仲良さそうに並んで裸エプロンで料理するのは真由美と雪乃だ。

「おかえりなさい、悟志くん」
「おかえりなさい、あなた」

満面の笑みで迎えてくれる2人。
この顔を見ただけで癒されてしまう。
こちらの2人も仲が良く、互いに初めてできた親友とまで言っている。
そして、互いの絡みは恋人同士のようなのも一緒だ。

「いい匂いだ、余計にお腹が空くな」

雪乃は抜群に料理が上手いし、真由美も上手い方だ。
当然料理人やってて腕に自信のある俺だが、だからと言って妻の料理にケチをつける奴は最低だと思ってる。

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