人生、いくらでもやり直せるさ 47
「あぁ、あぁあぁ、悟志さんっ、イイっ、イイいぃぃっ…!」
「愛花ちゃん、俺も凄くいい…」
真由美と茜が見守ってるのも忘れて腰を振る。
別れてもまだ愛花ちゃんを欲していたのだと改めて思う。
「凄く幸せそうね」
「パパもだね」
あの絡みついてくるミミズ膣は健在。
余りに気持ち良すぎて、気を抜くと射精してしまいそうになる。
ただ愛花ちゃんの方も久しぶりなのもあって、凄い高まりなので左程耐えなくても良さそうだった。
「ああっ!もうっ!もうっ!イクッ!イクのぉっっ!!」
やはり早かった。
少しほっとしながらも、我慢するのを止める。
「愛花ちゃんっ!イクよっ!イクよっ!」
「あああああぁぁっっ!!来てるっ!来てるぅぅっっ!!」
俺と愛花ちゃんはしっかりと抱き合い共に達する。
愛花ちゃんの孕み済みの子宮へと俺の欲望が注がれていく。
そのまま互いに抱き合い余韻に浸りながら息を整えると、今度は互いに唇を貪り合う。
「愛花は、悟志さんのモノです」
「そうさ、愛花ちゃんは俺のモノだよ・・・」
真由美と茜の前だが、2人だけの世界になってしまった。
かつて真由美が妊娠を打ち明けてきた時は、喜びと同時に不安もあったが、今回は喜びしかない。
「ふふっ、とっても良いもの見させてもらったわ。愛花ちゃん、悟志くんにいっぱい愛してもらえたのね」
「はい。……あっ、ごめんなさい」
「いいのよ。愛花ちゃんのおかげで私、悟志くんのところに戻って来れたんだから。これから一緒に可愛がられましょ」
「茜も一緒だよ!」
そんな愛花ちゃんとの久々の交わりを楽しんだ後、愛花ちゃんから母親と会って欲しいと話があった。
愛花ちゃんの母親は名を雪乃と言う。
母方の家庭は昔は裕福だったが没落し、資産家だった父方の家が金で結婚相手としたらしい。
愛花ちゃんの父は息子を連れての再婚。
母親は中学校を卒業したばかりだと言う。
だとすれば、俺や真由美より若いと言う事になる。
とは言え夫婦仲は悪くなく、その後生まれた愛花ちゃんと兄も普通の兄妹だったようだ。
だが、父親の急死で事態が大きく変わる。
葬儀の後、父方親類達によって愛花ちゃんと母親は追い出されたらしい。
遺産狙いで旦那を死ぬように仕向けたと罵られ、兄とも縁を切らされたようだ。
法律的には彼女達に不利にはならない筈だが、その法律が全て守ってくれる訳でないのは自分も体験したから分かる。
そして、追い出された困窮から世間知らずの母親が頼ったのがとんでもない男だったと言う事になる。
無論、俺は会うつもりだ。
真由美達にはホテルで待って貰い、愛花ちゃんと共に住居に向かう。
あの事件の舞台だ。
ホテルからは歩いても行ける距離。
市街地と言っても住宅と田畑が混在する地方の小都市らしい光景の中、川沿いに二階建ての連棟が並ぶ。
古いがコンクリート製の所謂長屋だ。
その長屋の一番端が彼女の住居なのだ。
愛花ちゃんの案内でその家に入る。
「ママ、帰ってきたよ」
そう愛花ちゃんが言うと、奥から人が出てきた。
直ぐに分かる、愛花ちゃんそっくりの人。
彼女が母親の雪乃なのだろう。
「娘がお世話になりました」
少しぎこちない動作で正座すると、そう深々と頭を下げてくる。
愛花ちゃんそっくりだが、雰囲気が全く違う。
彼女同様、むっちりとした爆乳巨尻なのに、消えてしまいそうなぐらい儚げなのだ。
「そんな、顔を上げてください」
そう言うと上げる顔と視線・・・
身震いする程、ドキリとする。
美しく儚げなだけでなく、思わず守らないといけないと思ってしまうぐらい保護欲を掻き立てる雰囲気を纏っている。
これも一種の男を狂わす魔性なのかもしれない。
愛花ちゃんが陽なら彼女は完璧に陰の雰囲気で、顔は殆どおなじでもこうも違うのかと驚くばかりだった。