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人生、いくらでもやり直せるさ
官能リレー小説 - その他

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人生、いくらでもやり直せるさ 25

「何があったんだ」

少し車を走らせてあそこから離れる。
関係者が現れても厄介だし、今の彼女達はホテルにも連れていけない。
服も俺の着替えを使っても流石に出歩くのは無理だ。
全くこの厄介な状況にどうしてなったのか知りたい。

「ご主人様が茜を孕ませると・・・それだけは許して下さいとお願いしたら・・・捨てられました」

あの身体の冷え方は相当時間が経っている。
お仕置きにしては時間が長すぎる。
じゃあ、本当に捨てたのだろうか・・・
少し混乱する俺に真由美は少し怯えた様子で言葉を続けた。

「茜は・・・あなたの子供じゃなく・・・ご主人様の子供なんです・・・」

爆弾発言だった。
だが、どこか納得の行く爆弾だった。
茜は確かに顔つきこそ真由美に似ているが、性格も身体能力も全く似てない。
勿論、眉や鼻筋は俺似と言われていたが、あの教師の顔とも近い気もしていた。

「高三の夏にお義姉さんとかのグループと海に泊まりに行った事があったでしょ?」
「・・・もしかしてそこで」

「そう…そこからがすべてだったの」

姉は4歳上だから当時大学4年生。
男友達が車を出すから一緒に遊びに行こうと誘われ、親たち抜きでは初めての泊りがけの旅行だった。
そこにあの男もいたというわけだ。

俺自身はその旅行の夜のことはあまり覚えていない。
姉の友人たちからここならバレないと酒を勧められ、真っ先に眠りに落ちて真由美がどうなったか何も知らなかったし、真由美もその夜については何も話したがらなかったからだ。

茜の表情を見ていると、真由美に既に聞かされていたのだろう。
だが、それでも俺をパパと呼んでくれただけでいい。

そしてあの夜は私もすぐ寝たわと言うのみだった真由美。
だが、そこで行われたのは・・・

「そこに居た女子はみんなご主人様の奴隷だったわ・・・女子達の彼氏は皆知らない事だったけど・・・」
「じゃあ、その日にか?」
「ええ・・・そこで初めて女としての悦びを教えられたわ」

そう言う事だったのか・・・
そこには確かそれぞれの女子の彼氏がいたし、後の俺の義兄もいた。
姉までが奴隷にされていたのなら、あの時庇ってくれなかったのも理解できた。
そして、義兄の『済まない、力になれない』と弱々しい言葉も、何か察しながらも俺みたいになりたくない苦悩だったのかもしれない。

「騙して他人の子を育てさせた女に相応しい末路でしょ」

自嘲する真由美。
不思議と怒りは湧かない。
むしろようやく帰ってきてくれたと言う喜びを感じていたぐらいだ。
俺は、一旦車から出ると後部座席に入る。
真由美の横にだ。
そして茜ごと真由美を抱きしめた。

「あなた…」
「パパ…」

真由美も茜も驚いたような声をあげる。
確かに物凄いショックではあるけれど、それだけで2人への愛が冷めるわけがなかった。

「どんな経緯があったとしても俺は真由美と茜を愛してる。俺は、ずっと2人と一緒にいたい」

こう言えるようになったのは愛花ちゃんが俺に男としての誇りを取り戻させてくれたお陰だ。
彼女には感謝しかない。

「朝になったらホームセンターで工具仕入れて外すから、それまで頑張ってくれ」
「ええ・・・ここだけでなく、下もお願いしたいの」

真由美が毛布を捲る。
そして真由美と茜が下半身だけ互いにズラす。
暗いから見えないので助手席の鞄から懐中電灯を取り出して照らした。
目にした光景に俺は息を呑んだ。

2人共、オマ◯コとア◯ルにディルドが突き刺さっている。
それだけじゃない。
2人につけられたラ◯アピアスにここも南京錠で固定されてるのだ。
バイブ機能は既に電池切れで動いてないようだが、2人はこれで悶え狂いながら放置されていたのだろう。
あの教師の鬼畜ぶりに懐中電灯を持つ手が震えてしまった。

「朝まで大丈夫か?」
「終わりが見えているから耐えれるわ」
「でもパパ・・・」

気丈に答える真由美と俺に呼びかける茜。

「パパにギュッとして欲しいの」

パパと茜が呼んでくれてるだけで喜んでる俺なのに、そんな事を言われると目頭が熱くなる。

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