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海から始まる恋
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海から始まる恋 5

「ヤバいよ…こんなことが表沙汰にでもなってみろ…航太郎、出場停止だぜ…」
「バカ言え…そんなことの前に俺ら退学になっちまうよ…」
意気消沈した水泳部の男子たちは、一人二人とその輪から去っていく…
残ったのはリーダー風のあの男子と…もう1人…あれ?どこかで見た顔…
うわぁ、オリンビックに出ることが決まった高山航太郎だ…

「表沙汰になんかしないわよ…ねぇ!詩織…」
後ろから声を掛けてきたのは、さっきまで英人とセックスしていた黒い水着を着ていた女性…
“詩織”って呼ぶところをみると、詩織さんと友達ってことだんだな…

「そりゃそうよ、なぜなら全員搾られるまで逃げられないもんね」
先ほど意気消沈して去ったばかりの高校生達がまとめて何かに捕らえられていた。それはニュルニュルと動き周りながら、腰をくねらせてもがく高校生達の競パンの中に入っていく。

そんなことが起こっているとは知らない僕たちは会話を続ける…
此処からでは岩で死角になって見えないのだ…

「やだぁ彩ゃ、来たのぉ〜?さてはこの子たちの逞しい身体に誘われて来たのねぇ?…」
やっぱり友達だったんだね…彩さんっていうのか…

「何言ってるの…詩織がレイプでもされたら大変と思って、助けに来たんじゃない…」
携帯を掲げ振る彩さん…
あの水泳部の男子たちがあのままヤってたら、ホントに警察沙汰になっていたのかもしれないな…

「ごめんなさい;…俺ら、お姉さんのあんな姿見て…つい;」
スポーツマンらしく素直に謝るリーダー風の男子…
後ろでアスリートの高山航太郎は茹でタコみたいに真っ赤になっている…

「ふふっ、いいのよ。ちょっとびっくりしただけ」
謝る航太郎に詩織さんは笑顔で返す。大人の余裕を感じるな。

「可愛いところあるじゃない。最初から素直にしておけばよかったのよ」
彩さんが航太郎に接近する。
そして腕を航太郎の方に回して…なんかいい雰囲気になろうとしてる。
「君にはお姉さんが女を教えてあげるわ」

彩さんは航太郎を連れ岩場の向こうに姿を消す前に、僕と詩織さんに向かって笑顔を見せた。

「おとなしい男の子を選んだのも詩織らしいわ。もう詩織があんな目に合うのは見たくないし……君は、詩織のこと大切にしてくれそうね。頑張って」

あんな目?…彩さんの言った言葉が気になる…
詩織さんは何か辛い目にでもあったのかな?…

「それじゃあ…俺は退散するな」
リーダー格の男子は気不味そうにポリっと鼻頭を掻く…

「あらぁ気にすることないのよ…3人で楽しめばいいじゃない…」
えっ;…僕の初体験がいきなし3Pですか;…

「いえ俺はホントいいんです…航太郎が“男”になる段取りが出来ただけで満足ですから…」
へぇ〜男同士の友情ってことなんだねぇ
高山航太郎にとってこの人は…僕にとっての英人みたいな存在って訳か…

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