PiPi's World 投稿小説

海から始まる恋
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 22
 24
の最後へ

海から始まる恋 24

 覚醒…
 僕は首をひねった。ここに来て、たくさんの不思議なことに出会ってきた。そしてついに、僕の体も、なにか不思議なものに、なってしまうのだろうか…

 「覚醒ですって!特別な訓練って、どんなことをやるんですか?」
 英人はうれしそうにコーチに聞いた。英人は、怖くないのだろうか?
「では早速やろう。今履いている水着に手をかざしてイメージするんだ、自分が魔力を扱う様子を」
そう言われたので僕は目を閉じてイメージをする。
すると自分の中に今まで無かったはずのものが沸き上がってくる感覚がした。
そして同時に股間が熱を帯びてくる。
「あぁっ!あついっ!」
僕は思わず声を出してしまう。
英人も同じように悶えていた。コーチは続ける。
「もっと深く集中しろ、そしてその感覚を掴むんだ」
僕は意識をさらに奥へ沈める。
「ふぅ……はぁ……んん……」
身体の奥から力が溢れ出てくるような感覚があった。それと同時に水着の一部が光を放ち始める。
「ああっ!?なんだこれ……」
英人も同じような状況になっていた。そして光は次第に大きくなり、股間を覆う布が溶けるようにして消えていく。
 そうして、僕も英人も、何も身に着けず、股間のモノがそそりたっている状態になった。
 僕は思わず股間を隠した。
 「恥ずかしがる必要は、ない。君たちも、彼らと同じステージに、達した」
 「え、ステージ?」
「それに彼等って…水泳部員の事ですか?」
「そうだ」
もしかしたら水泳部というのは仮の姿なのではないか、と思った。

コーチが手をかざすと空中に何か板のような物が浮かび上がった。その表面にシャワーを浴びている水泳部員達の姿が映し出されていく。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す