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海から始まる恋
官能リレー小説 - その他

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海から始まる恋 23

英人と会話しながらシャワー室を見る。
部員達はというと触手の化け物にやられたせいでまだ勃起が続いていた。英人はそれに襲われていないので影響は少ない。
流石に勃ったままでは水着を履けないので、部員達は各自で処理しようと動き出していた。
一応ここは異世界、他の海水浴客は存在していない。この辺りは完全に無人の海だ。
なので彼等が公共のそれも野外の無料シャワースペースで堂々と処理しても問題はない。
むしろそうしないといつまで経っても収まらないのだから。
部員達はシャワーを浴びながら性器をしごいている。
その姿は思わず視線がいってしまうほどだった。
「うーん……俺達には関係ないとはいえ、ああいうのを見てると落ち着かないよな……」
「コーチがいるし大丈夫だよ、もし何かあっても対応してくれるはずさ」
「それなら良いんだけどな……」
そう言いつつも視線はどうしてもそこにいってしまう。
するとコーチのほうからも僕達のほうを見ていることに気付いた。
(なんだろう、じっとこっちを見てるけど……)
よく見ると手招きをしている。
「どうしたんだろう」
「行ってみよう」
二人してコーチのところに向かう。
「着替えたようだね、では行こうか」
そう言うと彼は歩き出す。その後を追うように付いていった。
連れていかれたのは大きな岩場の陰だった。
コーチが立ち止まり振り向く。その表情はどこか真剣なもので、何を言いたいのか分からなかった。
そしておもむろに話し始めた。
「薄々感づいていると思うが君達に渡した水着には魔法がかけられている。
魔力を持つ人間に非常に良く馴染む素材だ。その素材で作られた水着を着た君達は覚醒しつつある」
「えっ?それはどういうことですか」
唐突な言葉に戸惑いながらも聞き返す。
「君達の世界でも稀に魔法の力を持った子供が生まれることがある、そういった子達は特別な訓練を施せば何かしらの能力が開花するんだ」

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