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海から始まる恋
官能リレー小説 - その他

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海から始まる恋 22

「水着といえば俺はどうするんだ?」
「そういえば…」
部員の水着はコーチが回収したと聞いたので、その中に英人のが紛れてしまっているかもしれない。少なくとも近くには落ちてなさそうに見えた。
「あのコーチに聞いてみようか」
コーチに話しかけてみる。
「あの…水着で競泳用じゃない…ここの部員が履いてるものとは違うものは落ちていませんでしたか?」
「一枚だけ色が違うのが混ざっていたけど、それは破れていたな。多分あの巨大クラゲに引き裂かれたのだろう」
「代わりのはあるからそれを着るといい。そちらの君も着てみてはどうか?」
「えっ僕は…」
いきなり話がこちらに向いてきて驚く。
「部員達を助けるために剣で戦ってるのは見た、その力があればしっくり来ると思う」
そう言われると悪い気はしない。コーチの誘いに乗った。
「ちょっと着替えてきます」
「ここで着替えると良い。着替えている間は私が見張っていよう」
とりあえずはマイクロバスの壁にもたれかかって着換えることにした。
水着を手に取る。それは白と青が基調となったシンプルなビキニタイプのもので、布の面積が少なく少し恥ずかしかった。
水着自体は普通に買えるようなありきたりなデザインではあるものの、身体にぴったり張り付く素材だ。特に股間回りにかなりのフィット感があった。
英人も代わりの水着を貰ったらしく、似たようなのを手にしていた。
「競泳用か…随分きわどい物だな」
「なんだかとても変な感触だ、競泳用のってどれもこんな素材なのかな…」
もしかしたら英人の言っていた魔法の素材とやらかもしれない。

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