海から始まる恋 11
それからも高校生達の海パンが時たま落ちてきては触れた。
詩織さんの言葉もあり体に当たりながら落ちてくるそれらを完全に無視して舐めることが出来た。
だが何枚か体に当たるうちにそれらにこびりついた何かの汁で体がヌルヌルとしてきていた。なんとなく精液とは違う感じがする。
僕はおそるおそるその方向を見て、目を背けた。
この世のものとは思えない生物に、男子高校生が尻を攻められている。
「え、テンタクルズ、珍しいの?」
「テンタクルズ?!」
詩織さんは僕の表情を数秒間見てから、言った。
「あ、君、異世界から来たんだ」
「え、異世界、って…」
僕の下半身の場所は今は縮んでいた。
「びっくりしないで。珍しくないから」
「珍しくない、って、あの、聞いていいか分かりませんが、あの、詩織さんは、その、人間なんですか?」
詩織さんは笑った。
「あ、君たち基準だと、厳密には人間じゃないかも…私、8分の1は、エルフなんだ」
そんな説明をしている間にも男子高校生に行われる責めは激しくなっていく。
彼等も恐らくは僕と同じ世界から来たのだろう、異世界とやらにも全く同じ高校がないとは言いきれないが。
少なくとも彼等がテンタクルズの存在を知っていればこんなことにはなってないはずだ。
ザアァッ…
何かの粉が撒かれた。
撒かれた元を見ると、競パンのがっしりした男性が立っていた。
「何やってるんだ!湘南高校水泳部員がこんなことでどうする!誰も虫除け持ってなかったのか!」
見ているとその触手達は粉を被ると速やかに動きを止めて縮んでいった。
「ありがとうございます!コーチ!」
高校生達はそそり立った肉棒を隠しもせずにコーチに礼を言う。
このコーチの男の方はテンタクルズについて知っているのかもしれない。そんな雰囲気があった。
「お前達が岩場に向かうからこっそりつけてきたが…」
高校生達はコーチに輪姦しようとしたことが気づかれていると知り、顔を青くした。