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崩壊した世界で
官能リレー小説 - その他

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崩壊した世界で 4


アニーとユーリが声のした方を向くと一人の女性が立っていた。姫カットの腰まで伸びた艶やかな黒髪にキリッとした目付き。赤のニットの上から白衣を着ており、下は黒のショートスカートを履いていた。その手には手作りのボーガンが二人を狙っていた。

「まってメグミ先生!この二人は命の恩人なんです!少なくとも悪い人ではありません!」
「…あなたの言いたいことは分かるわ、リズ。でも今の世の中簡単には人を信用しては駄目よ」
「でも……」

今にも一触即発の雰囲気が出ており、リズは間に割って入り、ドロシーはどうしていいかわからずオロオロしていた。すると、ユーリがアニーの前におずおずと出た。

「あの………僕達、旅の途中で………その、その人を助けたのは偶然で………それで……もしよかったら少し休ませてもらえないかなって………」


しどろもどろになりながらもなんとか説明するユーリ。しばらく沈黙が続いたが、ようやくボーガンの狙いが二人から外れた。

「…ごめんなさい。最近はゾンビだけじゃなく暴漢も見かけたから…」
「いいのよ。このご時世、そうでもないと生き残れないし」

とアニーがニコリと笑い、それを見て安堵する女性。次に彼女はリズの方に顔を向ける。

「リズ、あなただけということはテッドと……あのバカゴリラは?」
「……テッドはゾンビにやられました。先生は………私を置いて逃げました」
「そぅ………さっき男の悲鳴が聞こえたから大方ゾンビと鉢合わせて食べられてるころでしょうね」

リズから報告を受け、残念な顔になる女性。しかし、すぐにアニーとユーリに向き合う。

「自己紹介が遅れたわね、わたしはメグミ。日本人でここで保険医をしてるわ。わたし含めて生き残りは三人になったけど歓迎するわ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ユーリ達は応接室に案内された。応接室の棚にはクリケットやラグビー等のトロフィーが飾られていた。

「それで、ここの食糧事情はどうなってるの?」
「ここは授業の一環としてトマトやナスとかの野菜をビニールで育ててるの。だから食糧は豊富よ。水も災害用に備蓄してるし……」
「なるほどね。じゃあなんでリズ達はあんなところにいたの?」
「原因は男性教諭よ。あいつのわがままのせいで、生徒を無理やり外に連れ出して何人も死なせたのよ。一年前は二十人いたのに………」
「今回も『今のうちに武器を揃えなければ攻めこまれる』って言って私とテッドを無理矢理銃砲店に連れていかれたんです」
「あー、そりゃ悪手ね。銃砲店なんか真っ先にに生存者が狙う場所よ」

アニー、メグミ、リズの三人が話している間、ユーリはというとドロシーから500mlのペットボトルを貰ってごくごく水を飲んでいた。

「とりあえずあなた達の寝床は宿直室ね。シャワーがあるから身体を洗ってゆっくり休みなさい」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


人間がいなくなった街では夜になると明かりが一切付いておらず、暗闇が支配していた。そんな中、学校にはいくつか明かりが灯っておりその内の1つ、宿直室ではユーリがシャワーを浴びていた。

「お、お姉ちゃん……くっつきすぎだよぉ」
「あらいいじゃない、減るものじゃないし」

訂正、ユーリはアニーと一緒にシャワーを浴びていた。シャワー室はそんなに広くはなく、二人は密着した状態だった。厳密にいえばユーリの背中からアニーが抱き寄せてる感じである。
背丈の差かユーリの顔は肌色のババロアのような柔らかな巨乳に挟まれていた。そのせいかユーリの男根はカチカチに勃起していた。

「さぁユーリ、しっかり身体を洗ってあげるわ」
「う、うん……」

アニーが掌で石鹸を泡立てると、華奢なユーリの身体に手を滑らせていく。上半身、背中、腹部と泡をつけていくとその手は下半身に伸びていった。

「ここは重点的に洗っておかないとね〜」
「あっ…ふぅ……ぅあ……」

ピンと勃起したユーリのぺニスをアニーは丹念に洗っていく。陰嚢を優しく揉みくちゃにし、竿の部分は激しくも軽やかに擦っていく。ユーリの身体はくの字になり口からは女の子みたいな喘ぎ声を出していた。

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