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撮ってヤル。
官能リレー小説 - その他

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撮ってヤル。 26

「皆さんの投票結果が出ました!今年は例年以上の大接戦となりました!」

司会の声も少しテンションが高い。
これだけの美人が5人で争うんだからそりゃ接戦になるだろうなぁと思ったが。

「発表します。まず第3位……難波メアリさん!」

拍手が巻き起こる。
当のメアリさんは凄く嬉しそうだ。

「続いて第2位………金森美咲さん!!」

あぁ、美咲ちゃん惜しかったんだな。
でもステージ上の美咲ちゃんは凄くニコニコしてる。悔しさは微塵も感じられない。

 「そして、栄えある、今年度、ミス愛野学園大学、第一位は…」
 効果音が流れる。
 「エントリーナンバー……4番!高木 若菜さん!」
 高木さんは一度手のひらを口元に持っていって驚きを示し、次に笑顔で四方に何度も頭を下げていた。
 俺はスマホ上の高木さんのデータと高木さん本人を交互に眺めた。

美人だし、胸も大きいし、いいよな…

「選んでくれた皆さん、本当にありがとうございます。これまでの3年間ずっとファイナリストに選ばれて、それだけでも嬉しかったですけど、まさか…」

声がうわずっている。

さて…美咲ちゃんを労いに行こうかな。
俺はステージ裏に足を運んだ。

 舞台裏の扉で、俺はスタッフに「金森美咲さんの友人です」と申告した。
 スタッフは美咲ちゃんに確認して、俺は入ることができた。
 「美咲ちゃん、準ミスだね、おめでとう!」
 「ありがとう!準ミスなんて…うれしい!」
 次の瞬間、美咲ちゃんは俺の手を取った。
「今日は、ホントにありがと。龍一くんと一緒に文化祭楽しめて、ミスコンでもこんなにいい結果が残せて、ホントに幸せ」

美咲ちゃんは笑顔。とてもいい顔。
あ、ちょっと泣いたな。それも仕方ないかな。いろいろ感情が混ざってるんだろう。

ふと顔を上げると、視線の先には高木さんの姿があった。

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