撮ってヤル。 23
美咲ちゃんの口をふさいで声を抑えたので、俺と美咲ちゃんの肉体がぶつかり合うパンパンという音の方が聞こえてしまうかもしれない、と思えるようになってきた。
それでも、俺の腰の動きを緩めることはできなかった。声は理性で抑え、俺は無言で美咲ちゃんと肉体をぶつけ続ける。
パンパンと互いの身体をぶつけあう音は休まず響かせ続けたが、幸いにも誰かがやってくる音も気配もなく美咲ちゃんの身体と膣を堪能できた。
美咲ちゃんの口はずっと塞いでいた、わけでもなく、途中で少し手を離して苦しませ過ぎないように一応配慮はしていたつもりだ。くぐもった声ながらも気持ちよさそうにしていたし。
美咲ちゃんの中にありったけの精子を放出し、無事フィニッシュを迎え満足した所で一息つく。
「ふあ、よかったぁ…」
「ごめんね、苦しくなかった?」
「それもまあ、よかったかなぁって。でも次は思いっきり叫べるところでしたいかなぁ」
「うん、そうだね」
おのおのトイレットペーパーで液を拭いて、美咲ちゃんは手早く元の服装に戻っていった。
「じゃあ、ステージ行ってくるから。よかったら見に来て」
美咲ちゃんはそう言ってトイレから出ていった。
「ああ、必ず行くよ」
俺は少し間を置いて、トイレから出た。
普段は人の行き交うのが多い校舎棟も、今日は全く人気がなくシーンとしていた。まあ、さっきまでしていたことを考えると今はその方がありがたかったかもしれない。
美咲ちゃんはミスコン発表の準備に入りしばらくはひとり。ステージの方に向かうと先程よりもさらに人集りができていた。例のアイドルが立つ頃だろうか。
スマホの通常のブラウザでプログラムを再確認すると、アイドルが出るのはミスコン結果発表の後で、今は何かちょっと堅い討論会が終わりつつあった。
そうして、ミスコンの結果発表。多くの人だかりはこれを目当てに集まって来ていた。