撮ってヤル。 21
俺はスマホの通常のブラウザで文化祭のステージのプログラムを開いた。
今は、聞いたことがないお笑いの人が出ているようだ。
次の次が、美咲ちゃんの出るミスコンの結果発表。
その次に、アイドルのステージ、という順番のようだ。
アイドルのふたりは、もう近くまで来ているのだろうか?
「美咲ちゃん、結果発表の始まる10分前までにはステージ裏で待機しててね」
「オッケー、わかった」
俺がステージの方を見ている間に美咲ちゃんが運営委員の子とそんなやりとりを交わしていた。俺のことはどう思われていたかはわからない。
「選ばれる自信ある?」
「それは、私が選ぶわけじゃないんだもん、わかんない。でもみんな可愛いから、ちょっと自信はないかな」
「きっと、大丈夫だよ。美咲ちゃん可愛いから」
「ありがとう。龍一くんがそう言ってくれると、うれしい」
美咲ちゃんは俺に半歩近づき、腕時計を見た。
「そろそろ、行こ」
美咲ちゃんは俺にそう耳打ちして、改めて俺の腕を取った。
さっき回った出店のエリアをもう一度通って、普段使っている校舎棟の中に入っていく。いつもと違って人気はまったくない。俺は美咲ちゃんについていく形で、さらにひっそりとした空間に向かう…
「発表する前まで、龍一くんと繋がっていられたら、幸せかな」
本館端のトイレの一室まで来たところで、美咲ちゃんがそっと唇を重ねてきた。
俺も目を閉じて、しばし舌を絡ませ合う。唇を離して目を開けたら、美咲ちゃんはもう、スカートもパンティも下に落としていた。俺も速やかに、ズボンとトランクスを落とす。
すると、美咲ちゃんはもうかなり大きくなった俺のモノを右手で握った。