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ビキニボーイ&ビキニガール
官能リレー小説 - その他

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ビキニボーイ&ビキニガール 10

夏樹は黒のビキニパンツ姿でステージ上に立った。
「夏樹くん、黒いのにしたんだね。でも、カッコいいよ!」
夏樹のその姿に理恵はうっとりとなった。がっしりとした感じの富昭に対し、夏樹はスリムな体付きだが、その身体に黒いビキニパンツをまとった姿がセクシーだった。

同じ頃、可憐たち4人もステージ上の夏樹を見ていた。
「ほら麗華、お目当てのナッキーよ」
「ちょっと聖羅…」
聖羅に冷やかされ、麗華は顔を赤らめる。
「それにしても、黒のビキニパンツなんて、イメージチェンジのつもりなのかしら?」
ステージ上の夏樹の姿を見て可憐が言った。ホワイトスパークの水着といえば、常に白いビキニパンツと決まっていた。
「でも、大人っぽくてカッコいいよ」
エリカはそう評した。

やがて中学生の部は終わった。この後、1時間の昼休みを経て高校生の部が始まる。
エリカは席から立ち上がると周りを見回した。
「あっ!」
エリカは叫んだ。旭や渚、理恵の姿を見つけたのである。
「そう。じゃあ、すぐ会いに行きましょうよ」
可憐が言うと、4人は旭たちの所へ向かった。

「旭さーん…渚さーん…」
エリカが大声で旭や渚を呼んだ。
「あら貴女たち…久しぶりね」
渚が可憐たちに気づく。
「渚さん、旭さん、それに理恵ちゃん、お久しぶりですね」
可憐が挨拶した。
「理恵ちゃんも…暫く見ない間に随分奇麗になったわね」
「そうですか?ありがとうございます」
麗華に言われ、理恵は気分がよかった。
「ねえ理恵ちゃん、このお姉ちゃん達…誰?…」
可憐たちが6年生の時、優也は同じ小学校の1年生だったが、これまで可憐たち4人とは会ったことがなかった。
「貴方、渚さんの弟さんね?」
「はい。奥島優也です」
「貴方、さっきコンテストに出たでしょう。カッコよかったわよ」
可憐に褒められ、優也は嬉しくなった。

渚や可憐たちが話しているところへ夏樹と富昭がステージから戻って来た。
「理恵ちゃん」
夏樹は理恵に声を掛けた。すると、理恵は夏樹のすぐ目の前まで歩み寄り、彼の手を握った。
「夏樹くん、御苦労様」

「理恵ちゃんとナッキー、仲よさそうじゃない!…いつ知り合いになったの?」
2人の様子を見て聖羅が尋ねた。
「実はね…」
渚は聖羅たちに、昨日、理恵がホテルのプールで夏樹の姿を見つけて話しかけ、それがきっかけで恋仲になった経緯を説明した。
「そうなんですかぁ。…いいわねぇぇ…」
夏樹のファンだった麗華としては理恵をうらやましく思った。

「ところでエリカちゃん」
「は、はい」
渚に呼ばれるエリカ。
「エリカちゃんってトミーくんと幼馴染だったよね」
「え、ええっ…」
「そのトミーくんが今、目の前にいるよ」
渚はそう言ってエリカを促す。そして、エリカは富昭の前まで足を運んだ。

「エ、エリカとこんなとこで会えるとは思ってなかったよ。」
「わ、私だって・・・」

富昭もエリカも久々に会えた事への嬉しさと緊張で、
思うように言葉が出ないでいると運営委員と思われる女性が、

「あの、もうそろそろ高校生の部が始まりますので・・・」
「は、はい。」


旭がその女性に返事をした。
「すぐ行きますので、少々お待ちください」
旭はみんなと一緒に簡単な昼食を済ませ、ステージ裏の集合場所へ向かった。

麗華「やっぱり旭さんも出るのね!」
聖羅「当然よね!…旭さんぐらいイケメンでスタイルがよければ…」

「私と理恵ちゃんも明日出るんだけど、貴女たちはどうなの?」
渚の問いにエリカが、
「明日のコンテストには可憐と聖羅が出ることになってて、私と麗華はその応援なんですよ」
続いて麗華が、
「4人で一緒にエントリーしたんですけど…」

「エリカを落っことすなんて、おかしいんじゃないか!」
富昭は不満そうに言った。

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