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ビキニボーイ&ビキニガール
官能リレー小説 - その他

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ビキニボーイ&ビキニガール 9


エリカは久し振りに見る富昭に、
「(た、逞しくなったかな。)」
ホワイトスパークにいた頃は少し小柄だった背丈は180p程になって、
胸に厚みが出て、腹筋は硬く引き締まり、
枝のように細かった腕や脚は筋肉が発達してかなり太くなっており、

「エリカさんは逞しく成長した富昭君に興奮し通しです。」
「か、可憐ったら・・・」


「よかったね、エリカ。愛しいトミーにお目にかかれて」
「もう…麗華まで…」
可憐や麗華に冷やかされ、エリカは顔を赤らめる。
続いて聖羅が
「後でトミーに会ってきなさいよ。エリカのこと応援するからさ」

一方、旭や渚たちは。
「トミー…随分たくましくなったじゃない!旭といい勝負かもね」
渚は、ホワイトスパーク卒業以来、久しぶりにトミーの姿を見て、見違えるほどたくましく成長したその姿にすっかり感動した。オレンジ色のビキニパンツ姿もなかなかセクシーであった。
「そうですね!…でも、夏樹くんだって今にきっと…」
理恵も、成長したトミーに感心したが、理恵にとってはやっぱり夏樹が最高である。

ホワイトスパークがデビューシたのは渚や旭が小学3年生になった時で、以後、毎年2〜4人、メンバーが交代しながら活動を続けていた。渚は結成当初から現在までのホワイトスパークのメンバーのことは殆どよく知っていた。

「あのトミーとかって奴、エリカちゃんの幼馴染じゃなかったっけ?」
旭が思い出して言った。
「そ、そういえば…」

「エリカちゃん、ホワイトスパークのトミーは自分の幼馴染だって自慢してたわね」
エリカの名前が出て、渚は懐しそうに話す。
「もしかして、可憐ちゃんやエリカちゃん達もここに来てるんじゃないかな?」
旭が言った。

ホワイトスパークのメンバーだっただけのことはあって、富昭は大勢の観衆を前にしても動揺せず、ステージ上で堂々としていた。
「中学を卒業したら歌手デビューを目指して頑張りますので、どうぞよろしく」
富昭はステージ上でそう言った。

「トミー…歌手になるんだ。…夏樹くんはどうなのかな?…理恵ちゃん、何か聞いてない?」
渚は理恵に尋ねた。
「夏樹くん、野球をやって自分を鍛えるんだって言ってたわ」

昨夜、理恵は夏樹と一緒に話をした。
「夏樹くんはもう芸能界ではやらないの?」
「うん。僕の芸能生活はホワイトスパークまでだよ」
「もったいないよ。歌もダンスもあんなにうまいのに」
夏樹は、中高一貫の私立校に入学して、そこの野球部に入っていることを理恵に話した。


夏樹が芸能生活とは別の道を歩む事に寂しさを感じていると渚が、

「どういう選択であれ、富昭君も夏樹君も、自分なりの選択をしたって事よね。」
「は、はい。」

すると旭が、
「夏樹君がステージから戻ってくるぞ。」
「本当だ。」

夏樹が戻ってくると富昭が、
「夏樹とこんなとこで会うとは予想外だったな。」
「お互いに色々忙しかったと思いますから、しょうがないですよ。」

すると高校生の部が始まるのを告げる放送が入って、
「そろそろ旭の番ね。」
「水泳大会とは勝手が違うけど、やるだけやってみるさ。」

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