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ビキニボーイ&ビキニガール
官能リレー小説 - その他

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ビキニボーイ&ビキニガール 6

「私が夏樹を産んだのは19歳と6か月の時よ」
「へえぇぇ!それじゃあ今、32歳…」
渚は、13歳の子の母親であることを感じさせなに佑子の美しさと若々しさに感心した。
美和も傍に寄って来て、
「もう3、4年若くて独身ならコンテストに出られるのに。…こんなにお美しいのに…残念ですね」
と言った。

渚は美和と佑子の胸を見比べる。先ほど美和に尋ねたとき、Fカップと聞かされたが、佑子の胸も、見た感じでは美和と同じか少し上、FカップかGカップだと渚は感じた。

「夏樹は今、男湯に入っているわ」
佑子は、男湯と女湯とを隔てている塀を見つめながら言った。
「理恵ちゃん、夏樹は貴女に恋をしてるわ」
「えっ!?」
理恵は佑子の言ったことに驚く。
佑子は更に、夏樹がイメージチェンジを図る為、黒のビキニパンツでコンテストに出るつもりでいたが、理恵に出会って好きになってしまい、それで迷っていることを理恵に話した。

「夏樹くんに伝えてください。パンツの色なんか関係ない。私も夏樹くんのことが大好きだって」
理恵は佑子に向かって言った。

その頃、男湯では、旭と夏樹が互いに打ち解け合い、湯に浸かりながら楽しく語らっていた。
「君、中学生だろ?」
「はい。中学1年です」
「俺の妹も本大会に出るんだ。…小学6年だけど…」
「妹さんですか!」
「うん。その妹が、昼間…“ホワイトスパーク”のナッキーに会って仲良くなったって喜んでたよ」
「えっ!?」
旭の話に驚く夏樹。
「そのナッキーって奴、君みたいにカッコいいのかな?…あれっ、どうした?」
呆然となった夏樹を旭は怪訝そうに見つめる。
「理恵ちゃんのお兄さん!」
夏樹は旭の顔を見つめながらつぶやいた。
「旭(あきら)兄ちゃん、そいつがナッキーだよ」
2人のすぐ後ろで湯に浸かっていた優也が言った。
「えーっ!?」
目の前の少年が妹の憧れの相手と知り、旭は驚く。

やがて風呂を出て、旭、渚、理恵、優也、それに美和は、夏樹と佑子が泊まる部屋に招かれ、就寝までの束の間の楽しい一時を過ごした。

佑子は赤いビキニに着替えた。コンテストに出られなくて残念だと渚や美和が言うのに対し、余興のつもりで披露することにしたのである。
渚「佑子さん、ビューティフルです!」
美和「本当!…肌も艶やかだし、身体も引き締まって…」
旭「夏樹くんのお母さんというよりお姉さんといった感じがするな」
理恵「その真っ赤なビキニ、昼間…プールサイドで着ていたものですよね」
理恵は、自分がプールサイドで夏樹と会っていた時、すぐ近くに赤いビキニ姿の美女が自分たちの様子を見つめていたのを思い出した。“あれが佑子さんだったんだ”と、今、目の前で赤いビキニ姿になっている佑子を見て理恵は感じた。

コンテスト当日、
理恵「き、緊張するな。」
渚「大丈夫よって言いたいけど、私も緊張とかであまり眠れてなくて。」
旭「今からそんな調子で大丈夫って・・・そろそろ小学生の部が始まるぞ。」
渚「優也、はりきっていたけど、本番で失敗しやすいとこあるからな。」

1日目は男子のコンテストで、ビーチの特設会場には大勢の観客が集まっている。最初は小学生の部で、出場する30人の小学生男子が特設ステージの裏に集まった。
小学生の部の参加資格は3年生以上だが、30人中、8割の24人が5、6年生で、4年生は優也を含めて5人、3年生は1人であった。
どの子もビキニコンテストの本大会に選ばれただけあって、ルックスやスタイルが抜群である。

(俺だって…そんじょそこらの小学生とは違うってとこ見せてやるからな)
優也は意気込んでいた。渚や旭ばかりか、理恵からも子供扱いされて軽く見られているのが悔しかった。また、理恵の憧れの相手である夏樹への対抗意識もあった。だから、優也としてはここで男を上げたかった。

ステージに立つ順番はクジ引きで決められ、優也が引いたのは15番の番号札だった。

一方、ステージでは、開会の挨拶の後、コンテストに先立ち、“ホワイトスパーク”の現役メンバー12人による合唱が披露されていた。主催団体は、男子のコンテストに多くの女性客を招き寄せる為、幅広い年齢層の女性に抜群の人気を誇る“ホワイトスパーク”をゲスト出演させたのだ。

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