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ビキニボーイ&ビキニガール
官能リレー小説 - その他

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ビキニボーイ&ビキニガール 5

その頃、伊達は部屋でビールを飲みながら美和のことを思っていた。
「それにしても神原くん、随分美しくなったなあ!」
高校生の時の美和は水泳部の女子の中でも飛び抜けて可愛かった。そして今日、永らくぶりに再会した美和は抜群の美女に成長しており、伊達はすっかり魅せられた。しかも、彼女は自分のことを“憧れの先輩”と言ってくれた。
伊達はこれまで恋愛に興味を示したことがなかったが、コンテストが終わったら美和に交際を申し込もうと考えた。

一方、夏樹だが、白いのと黒いのと、2つのビキニパンツを目の前に置いて悩んでいた。
“ホワイトスパーク”とそのメンバーだった夏樹にとって、白こそイメージカラーであった。
中学生となり、“ホワイトスパーク”を卒業した夏樹はそれまでのイメージを払拭しようと、黒いビキニパンツでビキニコンテストに出ようと考えていた。しかし、昼間、プールサイドで理恵に出会った時、白いビキニパンツ姿だった夏樹は、“やっぱりナッキーには白が最高に似合うよ”と言われ、その為に迷ってしまったのである。

夏樹は母親の佑子に悩みを打ち明けた。
「ママ、どうしたらいいかな?」
「夏樹、あの子のこと…好きになったのね」
佑子は微笑みながら言った。夏樹と理恵がプールサイドで楽しそうに話していた時、佑子は少し離れた所からその様子を見ていたのである。
佑子は現在32歳だが、二十代と言っても通用するくらい若々しく、美しかった。夏樹と一緒にプールへ来ていた時は赤いビキニを身にまとっていた。
母に指摘されたとおり、夏樹は理恵に対し恋心を抱いていた。


旭「なあ、寝る前に一風呂浴びないか?」
渚「そうね!折角だから、ここの露天風呂に行きましょうよ」
4人は試着したビキニ、ビキニパンツを脱ぎ、服を着た。そして、部屋の戸締りをし、露天風呂へ向かった。

旭と優也は男湯、渚と理恵は女湯と、それぞれ脱衣場で裸になると風呂場へ入った。
男湯には先客が1人いた。それは夏樹だった。
一方、女湯でも、渚と理恵が中に入ると、先に2人の女性が入っていた。1人は美和で、もう1人は夏樹の母親の佑子だった。


夏樹を見て優也はどうにか目を反らそうとするのに対し、
旭は芸能関連には疎いので名前とかは聞いていても顔などは知らなかったので、
妹が憧れを抱いている相手とは思わず、

「君も大会に参加するの。」
「は、はい。」

夏樹は自分と旭の顔や腕などを見比べながら、
「(き、鍛えていけばああなれるかな。)」

夏樹は旭に話しかけた。
「失礼ですけど、何かスポーツやってますか?」
「うん。高校で水泳やってるけど。…どうしてそんなことを聞くの?」
「お兄さんがたくましい体してるんで。…僕も鍛えたらそんなふうになれるかなって…」
「君だっていい体付きしてるよ。それに、結構イケメンだし。ビキニコンテストの本大会に出るだけのことはあるよ」

ビキニコンテストは全国から総勢1万人以上が応募していたが、本大会への出場者は書類審査や予選によって決められ、男女ごとに、小学生の部と中学生の部がそれぞれ30人、高校生の部と青年の部がそれぞれ40人となっていた。

その頃、女湯。
渚と美和が湯に浸かりながら向かい合っている。
「先生の胸って何カップなんですか?…私はDカップですけど」
渚は美和の胸を見つめながら尋ねた。

一方、理恵が佑子に声を掛けられていた。
「貴女…理恵ちゃんよね」
「ええ。そうですけど…」
見知らぬ女性に名前で呼ばれ、理恵は驚く。
「私…夏樹の母親の佑子よ」
「えーっ!…ナッキー…いえ、夏樹くんの…」


緊張している理恵に佑子は、
「固くならなくて良いのよ。それより理恵ちゃんは胸の大きさは勿論、形も整っているわね。」
「あ、ありがとうございます。」
すると渚がやって来て、
「理恵ちゃん、もしかしてお友達のお姉さん?」

理恵が佑子の事を紹介すると、
「とても中学生の息子さんがいるように見えませんよ。」

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