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ビキニボーイ&ビキニガール
官能リレー小説 - その他

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ビキニボーイ&ビキニガール 4

一方、理恵はコンテストで着用するビキニを試着しながら、昼間、プールサイドで出会った少年のことを思い浮かべていた。
渚と美和の競泳が済んだ直後だった。
「私、あっちでユウくんと一緒に泳いでるから」
理恵はそう言うと、優也と一緒に向かい側の方へ行った。

「きゃあー!」
突然、悲鳴を上げる理恵。優也が背後から手を伸ばし、理恵の胸を触ったのだ。そして、すかさず理恵の胸を揉む優也。
「何すんのよ、ユウくん…」
「へへ!…理恵ちゃんも胸が大きくなったと思ったけど、姉ちゃんやあの先生に比べるとまだまだだな…」
優也は理恵の胸を揉みながら言った。
「失礼ね」

理恵は優也の腕を振りほどくと身体を反転させ、優也の方へ向いた。そして、左手で優也の身体を抑えつけ、優也のヘソに右手人差し指を突っ込んだ。
「ぎゃはははははは!!…よせよ理恵ちゃん…くすぐったいよ…」
理恵の指が優也のヘソを揉みしだく。
「やめてくれ。…俺、ヘソが弱いんだよ…」
理恵も、ヘソが優也の泣き所であることを知っていたのである。
「ユウくん、ごめんなさいは?」
「ご、ごめんなさい」
優也が謝ると、理恵はくすぐるのをやめた。



「あっ!」
1人の少年の姿に理恵は驚いた。そして、真っ白なビキニパンツ姿のその少年の前に接近した。
「“ホワイトスパーク”にいたナッキーくんよね?」
理恵は少年に尋ねた。
「うん。そうだけど」

“ホワイトスパーク”とは、小学3〜6年生の選り抜きの美少年12人で構成されるアイドルグループで、白い半ズボンに白いハイソックス、白を基調としたシャツといったスタイルが特長で、水泳大会などはお揃いの白いビキニパンツを着用していた。
結成以来、幼児、小中学生、高校生、成人と、幅広い年齢層の女性たちに大人気だった。

メンバーは小学校卒業と同時にグループ卒業となり、その分、新たなメンバーが加入することになっている。
理恵の目の前にいる少年は岡本夏樹といって、現在は中学1年生、この年の3月まで“ホワイトスパーク”のメンバーで、愛称はナッキーだった。

「ナッキーもビキニコンテストに出るの?」
「うん。そうだよ」
理恵は以前から“ホワイトスパーク”のファンで、中でもナッキーは特にお気に入りのメンバーだった。


意外な場所で憧れの存在に出会えた事に嬉しさがこみ上げる理恵に対し、
優也は緑のパンツを試着すると鏡の前で腕を曲げたりしながら、
「(僕も鍛えたら理恵ちゃんに子供扱いされずに済むのかな。)」

すると旭と渚がシャワー室から出てきて、
「理恵のはオレンジか。」

理恵は白地にオレンジ色のストライプのビキニだった。
「理恵ちゃん、結構可愛いわよ!」
「ありがとう!…渚お姉ちゃんも素敵よ」
渚はエメラルドグリーンのビキニで、理恵のに比べて上下とも幾らか小ぶりだった。
セクシーなインパクトをかもし出す渚のスタイルに、理恵は憧れと羨望を感じた。

渚の胸はDカップで、優也が渚に向かって“胸が小さい”と言ったのは美和と比べてのことであった。一方、渚にはまだ及ばないが、理恵はCカップと、小6としては胸の発育が良好だった。

「理恵ちゃん、僕のこの格好…どうかな?」
優也はライトグリーンのビキニパンツ姿で理恵の前に立った。

理恵がナッキーこと夏樹と楽しそうに話してたのに対し、優也は面白くなかった。
理恵が“ホワイトスパーク”に夢中になっているのを見て、優也は一昨年の秋、“ホワイトスパーク”のメンバーになる為のオーディションを受けたが、受からなかった。

「ユウくん、何カッコつけてんのよ?」
理恵は目の前で優也がガッツポーズをするのを見て笑う。
理恵から見ても、優也などまだやんちゃな子供だ。現在のところ、理恵の方が10pほど背が高い。

「ねえ…理恵ちゃん、ナッキーに会えたんだってね。よかったね」
「うん。ナッキー…やっぱりカッコいいよ!…もう“ホワイトスパーク”は卒業しちゃったけど…」
渚に言われて、理恵は嬉しそうに話す。
「そういえば、理恵って“ホワイトスパーク”の大ファンだったよな」
旭が理恵の顔を見ながら言った。

「明日は男子の番だけど、楽しみね。…お兄ちゃんが高校生の部で、ナッキーが中学生の部で出るし、あと、伊達さんって人も青年の部で出るのよね」
理恵がそう話すと、
「俺だって小学生の部で出るぞ」
優也が声を張り上げて言った。
「そうだったわね。…はいはい」
理恵はそう言って優也の頭を撫でた。

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