PiPi's World 投稿小説

モブの催眠生活
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 4
 6
の最後へ

モブの催眠生活 6


最悪だ…。
北沢のイタズラのせいで僕は今、すこぶる不快な状態に成っていた。
パンツの中が暴発させられた相棒のせいでホカホカのベタベタに成ってしまった。

「あら大丈夫?すごい震えてたわよ」
隣の遠山さんが心配して声を掛けて来た。
「だ…大丈夫だよ、ちょっとチンコが暴れただけだから…」
「そうなの?急に男子達が震えるからびっくりしたわ」
「気にしないで…自然現象だから…気にしないで」

くそ…女の子に精液付いたパンツ履かせるのは興奮するけど、自分で精液まみれのパンツ履き続けるのはすこぶる不快だ。
遠山さんもさっきはこの不快感を味わっていたのか…。
周りを見ると他の男子達は強制射精の影響で殆どが意識を失っていた。
何とか耐えきれた者も押し寄せる疲労感で今にも眠りそうだ。

「…先生?……先生!!」

何やら前の方の女子が騒ぎ出す。

「大丈夫ですか先生!起きて!起きてください!」
「これヤバくね?」
「……不整脈だこれ、誰か救急車と保険の先生呼んで」

前を見ると爺さん先生が倒れていた。
ああ…その歳で3連続射精はそうなるよね…
間もなくして救急車が到着し先生は搬送、この時間の授業は自習になった。

 男子は誰も、遠山さんのようにノーパンで開き直ってしまうわけにもいかず、意識がある男子は僕も含めてみな不快な気分だった。

“もしや、北沢は、自分以外もセックスの恩恵に預かっているのに気づいて、それを防ごうとこんなことを仕掛けたのだろうか?”
 ぼんやりする頭の中で僕はそう考えた。もし、毎朝これをやられたら、奴以外はもうセックス出来なくなってしまうのではないか…そうなったら何か回避策はあるのだろうか…
 …もちろん、そうならなければ一番いい。まずは、これが単なる単発のいたずらであることを祈ろう…

 昼休み。もとは大多数の人は男子だけ、女子だけ、または一人で、食事していたが、例の男女入り乱れの催眠のおかげで今日からは男女混合のグループで食べるようになった。
 僕は、もとから一緒に飯を食っていた男子二人と、詠子と彩と、この子もまたきのうまでは話したことがなかった晶と同じグループになった。

 さっきの三回射精がなければ、多分この親密度だったら女子の前でも平気で男子内と同じように下ネタを話していたことだろう。しかし僕たちにはそんな余裕はなかった。ブラウスの下にパンツ一枚だけの、元気な女子達は下ネタを繰り出してくるが全然興奮しなかった。

 帰りのホームルームが終わったらクラスでは僕も含め北沢を除く男子は急ぎ帰宅する。 

 翌朝彩に聞いたら、昨日の放課後は彼氏とは時間をおいて校外で会ったこと、やはり久しぶりにセックスを求めてこなかった、ということだった。

次の日からは校内ではスキンを着用して予備の下着も用意することにした。
北沢のイタズラの時の口調もわかったし、校内放送が始まってイタズラの時にはツバで濡らした指先で耳をふさごう。あんな思いは二度とゴメンだ。
通学中に昼休みに知り合った晶と少し話した。他愛もない会話だったけど、校内は北沢の天下と思うと今の間に親密になっておく必要がある。
彼女はボーイッシュだけど巨乳でパンツもスポーツ系だったが、スタイルが良いのでよく似合っていた。

「実はね、外耳炎なの」
「それで、両耳に綿が入ってるんだ」
「今日は側に来て話しかけてね」

これは北沢も想定しない事態だ。これで放送での北沢の催眠による命令が通じない。聴覚に依存する以上は耳の不調と綿による物理的遮断でガードが成立する。
仮に今日一日北川の所業を目にすれば、僕と同じく洗脳状態から脱することができるだろう。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す