PiPi's World 投稿小説

堕天使の成長
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 2
 4
の最後へ

堕天使の成長 4

裸になった莉音・・・
小柄で華奢な身体だが、その身体は中性的と言うより女性的だった。
胸の膨らみがなく、股間に男のシンボルがある。
だが、骨格はまるで女のようであった。

顔つきもそう・・・
女性的かつ、美しい。
美少女と言っても皆が信じるレベルだ。
そして綺麗なボーイソプラノの声と相まって、それはまるで天使と言っていいぐらいだった。
実際、莉音は男らしさの欠片もないが苛めに合う事も無く・・・
いや、苛めれば罪悪感持つぐらいの天使ぶりなのだ。

その天使のような白磁の肌には、この年齢の男子なら生え始める体毛が無い。
脇や脛だけでなく陰毛すら無い。
そして陰毛すら無い股間には体格同様すこぶる小さな男のシンボル・・・ 
先程の事を思い出してか精一杯勃起するものの、余りに可愛らしいサイズで分厚い皮に包まれたままだ。
まるで大人になる事を拒否してるかのようなシンボルであった。

「さっきは・・・ヤバかった・・・」

思い出すと、興奮より冷や汗ものだった。
クロエも持ち前の美貌と気品で天使のような美少女ではある。

だが、さっきのクロエはそれとは別の存在だった。
身もすくむような怖さと、身が焼かれるようなエロス・・・
いつもの天使なクロエでは考えられない雰囲気だった。
それが何なのか、どうしてああなったかは莉音には分からない。
だけど、とんでもなくヤバい秘密があの公園にありそうな事だけは何となく感付いていたのだった。


その頃、クロエも同じく風呂場にいた。
誰もが振り替えるような美貌は天使か天女かと言われるぐらいで、その上に嫌味の無い気品も相まって幻想的ですらある美少女であった。
しかし、裸になると雰囲気は一変する。
クロエの民族は早熟な傾向にあるが、しかしクロエの身体はそれとは違うように見える。
すこぶる大きな乳房、括れた腰、細く長い手足、つり上がった張りのある尻・・・
年齢からは考えられない成熟した肉体・・・
いや、肉体が成熟しすぎてるのである。

年齢を考えると持ち得ない妖艶な艶が全身から醸し出され、黒く濃い陰毛に包まれた秘密の園は、大きく小陰唇がはみ出し、まるで男を誘うが如く割れ目が少し開いていた。

四年前のあの出来事から急成長したこの身体。
そして一年前初めて感じたあの発作のような激しい疼き。

「いったい何なんだろ…まだなんか変な気分」
自分の胸に、そして割れ目に手を伸ばし触れてみる。
「…まあ、いいか」

クロエはシャワーを浴びて、汗を流し心地よいひとときに浸るのだった。




翌日、学校。
その日の最後の授業は体育で、男女ともプールで行われていた。

クロエも他の女子生徒と同じようにスクール水着姿で難なく泳いでいるのだが、彼女のその豊満過ぎる身体はもちろんその水着に収まりきらず、反対側のプールサイドの男子生徒達には刺激が強すぎた。

「クロエちゃんの身体すごいよなぁ」
「俺、昨日彼女で3回抜いちまった」
「俺なんて最近クロエでしか抜いてないぜ」

ヒソヒソとそんな話をする同級生を、莉音はあまり快く思わなかった。

だが、男子が色めき立つだけあってクロエの水着姿は確かに刺激的だ。
しかし莉音には刺激的ではあっても、あの公園でのクロエと比べると軽い刺激にしか感じないでいた。

あの時のクロエの全身から発する何とも表現し難い雰囲気・・・
恐怖感を感じるのと同時に身体の芯だけが発火し、押さえきれない欲望が男のシンボルを痛い程勃起させてしまったあの雰囲気・・・
あの感じは今のクロエには無い。

今のクロエは超絶美少女だが、言うなればそれたけの存在・・・ 
あの時のクロエは表現するに難しいが、ある種の人ならざるもの・・・
つまり悪魔とかそう言う類いに感じられたのだ。

「どうしたんだ?・・・天使様が暗いと天罰が下りそうだぞ」
「そう言うのやめてほしいな・・・もやっとする」
「いやいや、莉音くんはマジ天使だぜ・・・君が暗いと俺達が女子から天罰下されそうなんだよ」

軽口でそう言うのは、クラスメイトの引田浩司。
お調子者だが、莉音にとっては信頼できる友人の1人だ。
ちなみにクロエは彼の好みの範疇では無いらしい。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す