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堕天使の成長
官能リレー小説 - その他

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堕天使の成長 1

背中まで伸びた美しい黒髪。
真っ白で透き通るほど綺麗な肌と、蒼い瞳。
誰もが振り返り見入ってしまうほどの美少女。


「なんか、嫌な風よね…」

クロエ・フィッツジェラルド、15歳。
自ら望んで親元を離れて日本の高校に進学した。

…実は彼女は4年前、家族とともに観光で訪れたこの国で、見知らぬ男に無理矢理純潔を失った過去を持つ。

「クロエ、もう真っ暗だけど…何かあるわけ?」
「莉音…ついて来たの…?」

一見、美少女と見紛う整った顔立ち。
小柄で細くしなやかな肢体。
肌は白く透き通るようだが、彼はれっきとした男子である。

磯崎莉音。
女ような名前は彼にぴったりと言えるが、本人はお気に召さぬようである。
ただクロエは彼の名、リオンと言う響きが好きだった。
日本に来て仲良くなったのも、莉音が帰国子女でクロエの母国語を喋れる事と、この名前の綺麗な響きが気に入ったからとも言える。

そしてその莉音と今いてる公園・・・
夕闇既に薄暗く人影は二人以外に無い。
ここは四年ぶりに来たクロエが純潔を失った場所だ。

まだ女になる前の身体を蹂躙された過去・・・
だが、不思議な事に痛みは1つも感じなかった。
感じたのは・・・
気が狂わんばかりの快感。
その前後の記憶が曖昧になるぐらいの脳を焼き尽くされたような快感だった。

そしてクロエは次の日に初潮を迎えた。
そこから加速的に身体は女へと変化・・・
いや、メスとして成熟していったのだ。
まるでそれは淫魔が乗り移ったような変化だった。


同世代の中では背も高く、胸もあれからクロエ本人も驚くほどの急成長を遂げた。
入学して以来常に注目の眼差しを向けられることにはなったが、クロエにとってはそれはどうでもいいことである。

「ココはね、私の思い出の場所」
「ああ、前に日本に来たときに…でも、クロエ、その時ってあまり…」
「気にしないで、莉音。それは終わった話なの。それよりね…」

クロエは話題を反らす。
莉音には『かつてこの公園で忘れられないぐらいのトラウマを植え付けられた』と内容はボカして話してはいた。
流石に『ここでレイプされてアヘりまくった』とか本当の事を言って莉音にドン引きされたり、果ては嫌われたり避けられたりはしたくない。
本当の事は話せないが、さりとて関係を壊すのは避けたいぐらいのクロエにとって大事な友人であった。

「なんだか呼ばれてる気がするの・・・」
「だっ、大丈夫なの?」

莉音の言う大丈夫?と言うのは呼んでる謎の存在と言うより、クロエのトラウマの件だろう。
確かにあれは違う意味でトラウマだが、今回のクロエを呼ぶ声のようなものに対する好奇心がそれに勝っていたのだ。

その呼ぶ声のきっかけはクロエの15歳誕生日の夜・・・
夜更けに目が覚めたクロエは凄まじい疼きに襲われたのだ。
それは身悶えしてのたうち回るぐらいの疼きだった。
クロエは身悶えしながら豊満な乳を乱暴に掴み、蜜壷をかき回したが疼きは治まりもしなかった。
ようやくそれが治まったのは、クロエの体力が尽きた朝方であったのだ。

大変な状態で目覚めたクロエだったが、休日だった事が幸いした。
何事もなく『寝坊』程度の言い訳で片付いたからだ。

しかし、次の日からは夢を見るようになった。
顔ははっきり覚えていないが、あのクロエをレイプした男が出てきた。
その男にクロエは絡み付き・・・
様々な体位でセックスしまくる夢だ。
起きた時にはショーツはおねしょしたように濡れていた。

毎日シチュエーションは変わるが、全く変わらないのも多かった。
まずクロエが積極的に男に絡み付き嬉しそうに腰を振る事・・・
そしてもう1つは、二人がいる公園で行われていると言う事だ。

そう何度も行った事が無い公園の筈だが、夢では細部まで詳細に描かれている。
そのリアル過ぎる夢の映像が『呼んでる』と言う気が感じ取れたのだった。

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