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堕天使の成長
官能リレー小説 - その他

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堕天使の成長 20

敦子は意識を失っているのに、膣内はそれに関係なくウネウネと動いている。
それがあまりにも気持ちよすぎて、莉音は全身を震わす。

「うぅぅっ、くっ、これっ、すごいっ…」
必死になって腰を振る莉音。
「さあ、もう少しよ」
杏梨が後ろから声をかける。

「先生、先生っ!好きだっ!!!」
莉音の中に敦子の、愛する夫が乗り移ったような気がした。
その思いとともに、熱い塊が放出される。

射精と共に敦子が浄化されていくのが分かった。
何故と言われると困るが、浄化されてる感覚があったのだ。

「それでいい・・・莉音、よくやったよ」

莉音が敦子から身を離して尻餅をつくと、佑樹が莉音を誉めながら敦子を抱える。
まるで体重なんか無いように抱き抱えた佑樹は、杏梨に『後処理してくる』と言って白い羽根を出現させて飛ぶ。
それを見送りながら、杏梨は教頭の服を整えて壁にもたれさせるような姿勢で座らせていた。

「どうするの?」
「ここで放置・・・死ぬほどでもないしそのうち気付くわ」

要は置いておくらしい。
松原と違う対応は、さっき言ってた『業』とかだろうか・・・

「もう妖が憑いたりしないの?」
「枯れきってるからね・・・憑きようがないのよ」

枯れるって性欲の事かと、さっきもう勃起しないと言ってたのを思い出しながら莉音は何となく納得する。
それに天使と言われる莉音とて、嫌味で陰険な教頭は助けたいタイプではない。


「んん〜」
莉音が両親2人の行動をぼーっとしながら見ていると、後ろでのんきな声がしたので振り返る。
クロエが目覚めたのだ。

「おはよう莉音、来てくれたんだね」
「おはようって…クロエ、まずはそのカッコ」
「あぁ、ごめんねぇ」

クロエが身なりを整えながら莉音に尋ねる。
「先生大丈夫だった?」
「うん…あとは父さんが何とかしてくれるって」
「そう…初めて戦ったけど、うまくいった、って言っていいのかな」

そうクロエが言うと、杏梨がニンマリと笑いながらクロエに近づく。

「妖とのセックスは最高でしょ?・・・もうほんと病みつきになって妖を見ただけで発情するぐらいにね」

杏梨に言われて思い出したのか、クロエがとろんとした顔で笑う。

「うん・・・凄かった・・・もっと、もっと・・・妖とセックスしたい・・・」

恍惚とした表情で言うクロエと複雑な心境の莉音。
だが、敦子に手を出した事で何も言えない立場なのがもどかしい所であった。

「でも・・・妖とのセックスの後の聖天使とのセックスは凄いわよ・・・もう馬鹿になるぐらいイキまくれるわ」
「ああ・・・」

杏梨の更なる言葉に、クロエは発情しきったメスの笑みを莉音に向ける。
それだけで莉音の股間は痛いぐらい勃起してしまう程であった。

「こ、ここじゃあまずいから…家に帰ってからにしよう、クロエ」
「うん!早くいこう、莉音!」
「えっ!?」

クロエが莉音の手を引いて駆け出す。
妖艶なまなざしを向けたと思ったら子供みたいに笑ったり…表情が変わる子だ、と思う暇もなく莉音は引っ張られていく。

「若いっていいわねぇ」
杏梨はニコニコ笑いながら2人の後を追うのだった。

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